PercPark
ドラムを作る
究極のフルオーダー

0:おまいらもちつけ
さて、いきなりこの企画を始めたためか、こりゃ一体なんじゃらほいと、どうやらドラマー以外の人も興味がある模様。わたしは半分意地になっているのと、いじけていたのとで、あまりにも物事を狭く見ていたようだ。反省。まあ、落ち着けと言っている本人が一番冷静さを失っているわけですが。前のページ、イントロダクションでハンバーガーに例えましたが、一番その状況に近いのですよ。

解説しよう。
ついこの間まで59円でハンバーガーが食べられたのに、今は80円以上、品物によっては600円もするようなハンバーガーもあって、今の僕は、言うなれば、廃棄処分すれすれの600円バーガーの素材を集めて59円バーガーを作ろうとしている。そんな状況だと思っていただければ、自分以外の人にもわかってもらえるでしょう。

そして、シングルヘッドのタムとはなんじゃらほいと。まあ、この辺はドラマーの人しかわからんでしょうから、補足説明。
シングルヘッド。察しのいい人はわかるとは思いますが、ヘッドが一つしかない、片側にしか皮が張られていないタムのことです。これはまた、メーカーによって呼び方が違って、一般には「メロタム(メロディック・タム)」や「コンサート・タム」などと呼ばれています。
一般に、よく見受けられるタム シングルヘッドタム
ごらんのように、下側のパーツが丸々ないわけです。

じゃあ、普通に売られているタムの片側に皮張らなければいいだけじゃないか、という意見もあります。まあ、それだけじゃ外した金具がカチャカチャ鳴るので、厳密にはダメなんですけど。ただダブルヘッド(一般によく見受けられるタムの形を便宜上そう呼ぶことにします)のタムの片側を外すと言うだけでは見栄えもよくない。ならば、最近、パールからマッフルヘッドと言って、ドラムを家で練習するために音が出ないように作られた、目の細かい網で出来たドラムヘッドが売られているので、ダブルヘッドタムの片側に張れば同じような効果は期待できるのでは。ここを見ていたドラマーの方ならそれを考えたでしょう。実際のところ、自分だって一時はあきらめてそうすることも考えていたんですから。そんなことはわかってるんです。じゃあ、なんでやらないのか。
わたしは見栄えを気にする人です。見栄えを気にする、と言うのは、意識して他の人と違ったことをやりたがる人という意味です。見比べてみてください。明らかにシングルヘッドの方が、見た目おかしいじゃあないですか。何か足らない気がするじゃあないですか。片側のパーツが丸々ないわけですから。ハンバーガーに例えると、下のパンがないんですよ!?そこがいいんです(いいのか?)。ちょっと前まで普通に見受けられたものが今はほとんど見られなくなった(いや、下のパンがないハンバーガーは産まれてこのかた見たことないですが(^^;)。たとえば、自分の持っているエレドラ、シモンズだってそうです。あの正六角形のルックスは今なら受けると思うんですがね。

そんな、一時代前に普通に見受けられて、今は微妙に忘れ去られつつあるものは、かえってインパクトあると思うんです。ほとんどの人が「普通の形のドラム」を使ってる時代ですから。

さて、上の画像、無断拝借しているので、宣伝しておかなければ悪いな。いずれもサウンドハウスというお店で現在も売られている品物です。ダブルヘッドのタムの画像は、ドラムコーナーの¥29800の激安ドラムセットより。正直言って、御茶ノ水界隈の楽器屋で売られているような激安ドラムよりも、こっちの方が「安物感」がないと思うんだけど、どうよ?黒くないからかな。シングルヘッドのタム画像は、パーカッションのコーナーより、12インチと13インチのコンサートタムのセット、¥9800ナリ。他に8&10インチのセットで¥7800や、14&15インチのセットで¥10500(いずれも税抜き)のものがあるようです。

お気づきの方もいるでしょう。8インチと10インチのシングルヘッドタムは、わたしが今作ろうとしているものです。7800円。
素直にこれ買えよなどと突っ込まないように。この企画終わってしまいますので(^^;まあ、今現在、普通にシングルヘッドのタムを買いたい人には唯一の選択肢です。僕と同じような境遇の方で、手間をかけたくない場合はこちらを選ぶのがベストでしょう。

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