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11月17(土)18(日)の二日間にわたって、宮前区主催、会場宮前平小学校、参加者協力花の台町内会の、防災訓練と、避難所宿泊を合わせた総合訓練が行われました。当町内には3つの避難所(宮前平中学校、宮前平小学校、宮崎台小学校)が存在しており、各避難所はそれぞれに運営会議を持ち、開設訓練を実行しているところですが、今回は区が主導し、花の台町内会住民を対象に宿泊訓練まで実行しました。 17日(土)はあいにくの天候でしたが、午後2時に町内7か所の一時避難場所(発災後、地区情報交換のため集合する公園。マンションや、戸建てでも家族等により、各自が定めている場合もある。)に集合した百数十名の方々が、避難所までの行程の危険個所を、傘を手に、実地調査しながら小学校へ到着しました。宮前警察署のパトカーが混雑整理と警戒をして下さいました。区内自主防災組織の方々や、小学校に直接集合した住民を併せ、先ず防災訓練が始まりました。起震車体験、煙体験、初期消火練習(本物の火に消火器を向けて消す)は宮前消防署員が担当され、AED、心肺蘇生は赤十字奉仕団。そして車椅子の乗降補助練習は社会福祉協会のみなさんが教えて下さいました。この間、区から避難所役員に対し、避難所が避難所として使用に耐えられるかの判断基準の説明がありました。 体育館では防災の座学と、一時避難場所から避難所までの道筋検討(可否、危険個所、使用の是非)や、備蓄品の要望まで勉強しました。 午後5時にいったん終了。低気圧の通過により、雨脚が強まる中、駆けつけた石澤区長のご挨拶がありました。そして記念品を受領。 このあと、5時半から体育館内にて避難所運営の座学と検討会が開かれ、そのあと待望の夕食。アルファ米に、灯油バーナーで沸かしたお湯を入れ、30分間待つのです。二つ食べた方もおいででした。発電機と投光機の接続運転訓練もしました。 さあ、宿泊訓練です。宿泊者を4つのブロックに、出来るだけ近くの人と知り合いになれるよう町丁別に分け、区役所から貸与の毛布を受け取り、寝袋持参の方はそれを敷き、また保温のために新聞紙や段ボール、ビニール袋を身にまとう訓練もあり、温かく過ごす工夫がなされました。家族で訓練に参加された方も二組ほどおられ、子どもらは寝袋で遊んだり、歓声をあげたり、その所作が殺風景な体育館を和ませました。 消灯まで、車座で話をする方や、読書をする方、段ボールで囲いを作った方、さまざまでしたが、32名が宿泊しました。いったん帰宅し、朝また戻ってくる方もおられましたが、雨天で暗い中の歩行は、落葉に足を取られることに注意したということでした。 翌朝6時起床といっても、ほとんど起床していました。低気圧が去り、窓から見える校庭は上天気。 天突き体操のあと、朝食。今度は缶詰パンもありました。 こうして悪天候の中でも、宿泊体験を含む総合防災訓練が出来、当町内会はまた一歩防災に前進したと思います。 区の企画よろしきを得、また指導にあたられた方々は自衛隊OBの方だそうで、さすがでした。このあと、町会内の三つの避難所はそれぞれ地区別の訓練を続けます。町内の皆さま、どうぞご参加いただき、街に顔見知りを増やし、共助、助け合いの目標に近づきましょう。 町会長 長谷川大二 |
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