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2004年11月の日記
2004年8月25日以前 2004年8月の日記
2004年9月の日記 2004年10月の日記



2004/11/30

ブリーチアニメを見ていて気付いたこと。
コンちゃんの声ってキース様(*)だ……!!!!!
どっちも好きですがキャラの違いにえらいショックが……声優さんてスゲ。
*キース様:10年程前のタイトーのアーケードゲーム「サイキックフォース」でオタクを魅了した苦悩する悪の総帥。

ちょっとやってみました「あなたのやおい度チェック」。以下結果。
あなたのやおい度は【80%】です。

かなりヤバイところまで、やってきつつあるあなた。
今が分かれ目の時かも知れません。
このままやおい人生を生きていくか、それともまともな現実社会に戻っていくか。
今なら、まだ帰れないこともありません。
お気に入りの同人誌を捨てられるかどうかは、あなた自身の心にかかっていますよ。
あなたにぴったりの夢:ネットでお気に入りの画像を収集
・再起不能度 7% ・腐れ女度 41% ・二次元倒錯度 100% ・冷静沈着度 62%


わ、あ…!80%!二次元倒錯度に至っちゃ100%!!
なんだか思ったとおりの結果です。うん、そうだなーって思った。
でもお気に入りの同人誌は捨てられないので未来は決まった様子です。
思い切り薫さんを思って回答しました。うん、スーツとか着せたいよあの子に・・・!
コレ古いお友達がサイトに載せててやったんですが、お互い成長がねえなあと思います。




2004/11/29



何も言うまい、ただ手塚が戻ってきて嬉しい。
彼こそが青学の柱なのですよ、彼去ってからの青学には嫌な緊張感があった。
手塚が大好きというわけではありませんが、薫さんもリョーマもその他の学校でも、
彼というひとの跡を追い走っているのだと思う。画面の隅っこにでもいなきゃ駄目なんだ。
凄く嬉しいです、そして世の手塚ファンのみなさま。おめでとう、よかったね。
という訳でお題はちょいと手を休めて、王の帰還を祝って(↓)。


「お前!本当に…………。ああ、分かっているよ、皆にはアタシから伝えておくさ。抽選が終わったら早く……帰っておいで。皆待ってるよ」
 大石が全国大会の抽選のためひとりで立海大付属中へ向かったその放課後、テニス部員はいつものように練習に励み、顧問の竜崎もまた熱心に指導していた。練習の最中に鳴った携帯電話を竜崎は忌々しげにとったのだが、その相手を知ると酷く驚き、その後これ以上はないほど優しい顔をした。母親以上に母親的なその表情に、すこし迷惑だなと竜崎の電話が終わるのを待っていた部員たちは何事だろうといぶかしむ。
 余韻を味わうようにゆっくりと携帯電話を耳から離す竜崎に、コートで球出しをしていた彼女のちょうど後ろで休憩に入っていた海堂もまたその様子を眺めていた。竜崎は自分を見る部員の視線に気付くと、大声で言った。その言葉に一瞬、場は静まり返った。次いでうねるような大きな歓声にテニス場全体が沸きかえる。グラウンドで練習していた野球部たちが何事かと振り返って見ていた。
 笑いあい、喜び合うのにはレギュラーもそれ以外の部員も変わらない。お互いに驚きと嬉しさを言葉で態度で示しあう部員たち。けれど海堂はその間をすり抜けるようにしてテニス場を出て行く。喜びに沸く中、それに気付いた者はほとんど居なかった。

 どきどきと、どうしようもない鼓動が苦しくて海堂は喉のあたりを両手で押さえた。たまらずにテニス場を駆け抜けて水のみ場の辺り、いまは誰ひとりも居ない場所にたどり着くと、茂みの上に前のめりにして倒れこんだ。長いランニングをした後のように膝が笑って力が入らなかった。頬が火照って頭がぐらぐらした。海堂は祈る中東の信者のようにうずくまる。
 手塚先輩が、帰って、きた。
 それだけが頭のなかをグルグル回り、この事実が自分にとってどんな意味を持つのかさえ上手く考えられない。ただ本来居るべき人がようやく戻ってきたのだと、海堂は涙がでるような安堵を感じた。ようやく、ようやく。時間にしてみればそう長かった訳ではない。けれど彼不在の青学テニス部はは何か違うものだったのだと、海堂は今になって強く感じた。
 海堂は誰かに引っ張って欲しいと思ったことなど勿論無く、自分の力を疑ったことも無ければ信じているための努力を怠ったこともない。けれど海堂にとっての手塚は非常に、大きかった。海堂が必要としていたのは彼の背中だった。何者にも超然と接し、強さをひけらかすのではなく制御する。冷たいのではなく抑制された情熱。13の時に見た手塚の姿の全てが、刷り込みのように海堂の理想となり規範となった。後ろを振り返って貰おうと思ったことはなかった。ただその背中に憧れ、いつか追いつきそして追い越すのだと、少年らしい夢を無意識に抱いていた。ごくごく自然に根付いていた思いだったことが災いし、海堂自身が意識したことは、これまで無かったが。手塚が帰ってきた、その言葉に張り詰めていた緊張がフッと解けるのを自覚し、海堂は自分がひどく強張っていたのを知った。目指すべきものが唐突に消え、それでも上を目指し続ける本能が自分の行く先を見失わないように、気が付けば必死に力を込めていた。
「はあ……っ」
 一人になって、海堂はようやく息がつけた。手塚への強い憧憬とその帰還への喜びは、自分ひとりで抱えていたかった。大切に守るようにして喜びを噛み締める。きっと、この思いはあと幾らかしたら顔を会わすだろう手塚本人にすら伝えない、と海堂は目を閉じる。自分は手塚の背中を追い足跡を捜しいつか追い越す。視線を合わせる必要も、まして言葉を交わす必要も、何一つないのだと自覚した。
 海堂の頬から涙が伝って、剥き出しの地面に吸い込まれていった。



web拍手ありがとうございます、明日への活力ですv



2004/11/28
(仁王×柳生)

 あなたを待つのは嫌いじゃない、むしろ好きかもしれない。何の拍子だったか仁王くんにそう告げたことがあった。仁王くんはすこしの間の後含んだように笑って、そうだと助かるぅよと言った。何かワタシの意図したのと違うものを受け取ったようだった。そしてそれは彼に有りがちなことだった。人より早く回るらしい彼の脳味噌は、時に事実を奇妙なふうに結びつけ一風変わった結論を導き出してしまうようなのだ。彼自身はその働きを丸っきり信じて人より物が見えているように振舞うが、見当外れの憶測で動くさまはワタシにはとても可笑しく見えた。もちろんだから嫌いになるとかそいうい事ではなくて、すこし抜けた所にますます愛しさが募る。そう、ちょうど今のように。
 現在午後1時45分。場所図書室。父母会で午前終わりだった今日、特に約束した訳ではなかったが一緒に帰っていつもより長くふたりで居ようということになっていた。なっていたというか、朝練のあと仁王くんがぼそりと「オレ、今日掃除当番なんだけど」と言い、それにワタシが「じゃあ図書室で待っています」と返したのだが。そして1時半くらいだったろうか、仁王くんが図書室に顔を覗かせた。それから10分ほど経った今、彼はワタシの隣で机に突っ伏し恨めしげにワタシを見上げている。けれどワタシは気付かないことにしている。一心不乱に小説に集中しているように見せかける。何故って、仁王くんが愛しくて仕方ないから。何か途方も無い勘違いをしてうろたえている彼が、それは可愛くて仕方ないものだから、ワタシは気付かない。
 そもそもワタシは手持ちの文庫を読んで時間を潰すのだから、別に図書室でなくて構わない。教室でも食堂でもロビーでもいい。それをわざわざ校舎の奥まった場所にある図書室に指定しているのは、ただ仁王くんが図書室を苦手としているから。行き慣れない上に独特の閉鎖的なムードが性に合わないらしく、図書室の分厚い扉を押し開ける時、仁王くんはなんとも言えない緊張した顔になる。まずそれが良い。次にワタシが本を読んでいると、仁王くんは声を掛けてこない。ワタシが気付くまで、どれだけ時間が掛かろうと傍でじっ待つ。『待て』を食らった日本犬のような風情の彼はこの時以外見れるものじゃなくて、お陰でいつも随分待たせてしまう。申し訳ないなと思いつつ、けれど彼の思い違いが愛しいのと裏腹に少し悔しくもあるから止められない。
 仁王くんはあまり本を読まない人だから『読書』という響きになにか高尚なものを感じてしまうらしい。けれどそれを割り引いて見ても彼の態度は可愛らしい反面ワタシをひどく苛立たせる。ワタシを何だと思っているのですか、そう問い詰めたくなる衝動をぐっと堪えて、そのかわりにささやかな『待て』を示すのだ。
 ワタシは本を読んでいると周りが見えなくなる。確かに本当のことで、情けないことだが時々電車を乗り過ごしたりする。仁王くんはそれを知っているから自分が来ても気付かないのは仕方ないと思うのだろうが、けれどワタシにしてみればあんまりな侮りだ。ワタシが仁王くんに気付かない、なんてことは、有り得ないのに。ワタシの中のヒエラルキーが彼より本のほうが高くて当然と、彼が思っていることが腹立たしい。だから言ってやりたくなる、ワタシを何だと思っているのですか、と。自分ばっかり好きだと思い込んでいるのは彼の自惚れで、ワタシに対する大きな侮辱だった。
 急いで図書室に来てくれたらしく、先ほど隣の席についたとき仁王くんの息は少し上がっていて、ほんの僅かに汗の匂いがした。そして今はフウとため息をつく。視線は本に固定しておかなければならなかったが、視覚以外の全身は全て感覚器にして彼を探る。焦れたような視線、頻繁な衣擦れの音、そして息遣い。彼を全部知っておきたくてその一挙一動に集中すると、ますます彼に『待て』を伝えるタイミングを計り損ねた。いつ気付こうかと迷う一緒に、彼が自分のヒエラルキーを上げたいと思ってくれないだろうかと期待もした。自分に気付けと強制してほしいとも、思ってしまう。流石にこれは、ただのワガママになってしまうのは分かっているが。
 現在1時50分。……もう少しだけ、腹立たしくて愛しい貴方を見させてください。

『無意識な10のお題/呼吸』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)

(↓)の 『無意識な10のお題/独り言』と対にしてみました、いかがでしょう。
我ながら甘ったるいかなと思います。こんなバカップル書いたの初めてかもしれない。
でもすごい楽しかった。ほんとサラリと書けました。まさかこれが素?それは恥ずかしい。
さて明日は健康診断だ。勝負どころですので今日は早々に、おやすみなさいませ。

あ、と。何にも出来ないけど菊ちゃんハピバ!永遠の15歳おめでとう。

<<web拍手返信>>
*0時:なんとも清楚な〜の方→清楚…!そのお言葉にときめいてしまいました。ありがとうございます。何だか最近女装に目覚めてしまいそうな勢いでして、もしお嫌いじゃなかったら今後も見てやって下さいvどうもお粗末さまでした!
*19時:わーついにイロモノ〜の方→の方とゆうかなんというか(笑)ええ、さらっと女装です!実は制服の色は分からないまま単行本一巻を片手にトーンのイメージだけで着色しました。なるほどアニメが緑なのですか、ではとりあえずセーフということで。ホッ。ブリーチ萌えはわたしも来てますヨ〜でもお目当ては大分違いそうですね?良かったら今度語りましょうv



2004/11/27
(仁王×柳生)

 柳生が読むのはミステリー。それも最近流行の新本格なんかではなく、たとえば時刻表トリックなんかの昔ながらのミステリだ。海外モノも好きらしく、時々辞書をひきひき分厚いペーパーバックと格闘していたり、する。「ミス・マープル」シリーズだとか「猫は…」シリーズだとか、これは読みやすくて面白からと何冊か押し付けられたことがあったが結局1ページも読まないで返してしまい、オレは大いに柳生を失望させた。それ以来柳生がオレに本の話題を振ることはなくなったからきっと対象外と認定されたのだろう。それは全く正しい判断だとは思うものの、柳生が幸村あたりと本を肴に話すのを面白くないと思って見ているのだからオレも勝手なものだ。分かっている、これはオレの子供っぽいワガママだ。けれど花の中学三年生、子供で何が悪いだろうか。
 オレは黙々と本を読み続ける柳生の横顔をじとりと睨みつける。けれど柳生はこれっぽっちも気付きやしない。凄まじい集中力はテニスの時と変わらなくて柳生らしいが、隣に恋人が座っているのにもう20分以上気付かないというのはどうだろう。
 父母会のため授業は午前中で終わり、当然部活も休み。じゃあ下校デート、というのは学生カップルにとってごく自然な流れで、間の悪いことに掃除当番に当たったオレに柳生が「図書室で待ってますね」と言ってくれるのも普段どおりのやり取りだった。けれど困るのはその後だ。だいたい何時も、柳生は図書室の定位置で手持ちの文庫か新書を読んでいる。学生の掃除なんて高が知れているから、30分も待たせることはなくて、15分から20分程度遅れてオレも図書室に向かう。この15分から20分、というのが曲者なのだ。
 柳生いわく、小説を読み始めて5分以内ならば切り上げるのに支障はないらしい。まだ“世界”に入っていないという。けれど5分を超えた辺りから次第に周りの音が遠くなって視界もページのみに固定されて、物語の中の音が聞こえ情景が見えてくるそうだ。そうなると自分の周りで何が起こっているのかは何もわからなくなって、物語が佳境に入れば携帯電話のバイブレーションすら気付かない、と言う。
 この言葉が本当なのだとしたら、今オレに出来ることはただ柳生を横で眺めていることだけだった。柳生が両手で押さえている紙の束のほとんどが右に寄っていて、左側にはあとちょっと。ということは、話はクライマックスもいいところなのだろう。1分おきぐらいに柳生が凄い勢いでページを繰っていく。きっと、読み終わるまでオレに気付かないことぐらい、簡単に想像出来た。オレは何だか気が抜けてしまって、図書室の長机にべったりと頬とつけて体を倒した。そのまま柳生を見上げる。
 立海テニス部でレギュラーをやっている限り、デートなんて出来る機会はほとんどない。放課後も休日も部活で、たまに部活の無い休みの日があったとしても会えるなんて限らない。立海は付属ではあるがそれなりに授業もきちんとしていて、つまり課題も山のように出されている。まともな成績をキープしたいと思えば最低でも提出物だけはクリアしておく必要があって、その上柳生は医学部志望だ(本人は言わないが)。自由になる時間なんて、本当に少ない。だから今日は、数少ないチャンスだったのに。食い入るように本を読む柳生を眺めながら、思わずため息が出た。
 体を揺すぶったら気付くだろうか。ちょっと足を蹴飛ばしたら。そんなことも考える。けれど実行には移せない。自由な時間をやっと見つけて柳生が本を読んでいるのだ。それはもう夢中になって。邪魔をするのは無粋すぎて気が引けた。それにこうも思う。もしかしたら柳生は、オレと一緒に居るのよりひとりで本を読んでいる方が好きなのじゃないか。律儀な性質だから、付き合っているという義務感でオレと一緒に居るのじゃないか。それは一度思いついたら足が竦んでしまうような不安だった。こんな弱気な自分は初めてだった。柳生は隣に居て、ほんの少し手を伸ばせば触れられる、体温すら伝わるほど近くなのにやけに遠く感じられる。小説に没入する柳生のまわりには透明で固い膜が張っているようだ。
「なぁ」
 オレは小さく声を掛ける。図書室で周りの迷惑にならないくらい小さい、けれどいつもの柳生なら気付くくらいの声。けれど今の柳生には当然届かない。分かってやってみたのだが、実際に全く気付かれないのは結構心が痛かったりする。
 オレを見ない横顔が、氷のように冷ややかならばまだ良かった。オレと居たほうが楽しいんだろうと思えるから。けれど柳生は食い入るように熱心にページを見つめ文字を追い、こころもち頬が上気してさえいる。オレは柳生にこんな顔をさせたことがあるだろうか。
「……オレのがつまんないか」
 自問自答して、弱りきった心をさらに痛めてしまった。柳生はオレがどうこうなんて何も言っていなくてただ本を読んでいるだけ。オレの来たタイミングが少し悪かっただけ。そう思って沈み続ける気分をなんとか引き上げようと試みるも、柳生が目に入ってしまえば無駄な努力だった。頭の半分は空しい独り言はやめときゃいいのにと呆れながら、もう半分がどうしようもない不安に押されて口を動かす。
「……オレを見んしゃい」
 見るわけがないのは知っていたが。

「そういう高圧的な物言いを、ワタシは好みません」

 柳生の左手にはまだ数ページ。けれど言葉は返されて、独り言ではなくなった。
「ああ、でも。もしかして、お待たせしてしまいましたか?」
 ほんの数ページ。けれど一番良いところだろう数ページ。柳生はそれをあっさり閉じた。うつ伏したオレを見下ろして笑う。オレのになった視線に、今までの不安はさあっと消えた。
「いや……別に。そんなに。お前を待たせとった時間のが長い」
「確かに、長かったですけどね」
 柳生は一度言葉を止めた。何か思い出すように笑う。
「あなたを思って待つのは、そう悪くないんですよ」


 オレは頭がぼうっとした。何をどう応えたかもよく分からない内に、気がつけば柳生は文庫を鞄にしまいかけている。赤いしおりが最後のほうにポッチリと見えて、暗い鞄に消えていった。

『無意識な10のお題/独り言』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)


文庫の終わりには解説もあとがきもあるんですが。
仁王は読みつけてなくて気が付かないということでひとつ。
におやぎゅはラブラブだけど腹の探り合いというか、ゲームっぽいというか。



資料として描いたら意外と可愛いかなと。
あげてみました。気持ち悪いかな。

それと、web拍手ありがとうございます!
励みになります嬉しいです。設置してよかったー。



2004/11/26

『無意識な10のお題/独り言』の途中までおいてました。
終わりまで合わせて27日のほうに移しました。

web拍手御礼絵変更しました。薫さんと柳生です。各校女子の制服着用…あは。
柳生は自宅病院の宴会などでマスコットとして昔からいじられ慣れていて、
女装なんてどうってこと無くなっちゃってると良い。淡々と脛を剃ってくれ。
薫さんはすごい嫌々やってくれ。半分キレてても良いよ。可愛いから。
改めて気付いたんですが、青学の制服ってとても可愛いんですね。
上着はブレザー型?なのかな?良く分かりませんが。襟の構造も気になりますが。
立海のはごくごくシンプルで着方によっちゃノーブルですね。慶Oの付属中高のみたい。

テニス映画。
薫さんのローソンチケ……も、欲しい。
とすると4回か?ちょっとアレだな、チケット屋に売ろうかな。
あと、コブクロの「Roadmade」ていうアルバムに入ってる「朝顔」ってのが塚不二っぽい。
九州でもばっちりだし、個人的には手塚がプロになって〜、て展開を思います。



2004/11/25
(リョーマ×海堂)

 正直に言えば尊敬している。憧れていると言ってもいい。その強さと、試合への執着。年数や環境を引き比べることすら無意味に思えるほど圧倒的な力の違いを見せ付けられることに、屈折した喜びを感じていることも本当だ。どれほど努力しても追いつけない存在に打ちのめされる度、いつか追いつき追い越すのだと心が奮い立つ。ただ問題なのは、その存在があまりに身近すぎるということだ。海堂は必死に追いすがって結局取れなかったボールの後姿を眺めながら、バランスを崩してコートに倒れこむその一瞬に思った。
「Won by Echizen, six games to four!……オレの勝ちっスね」
 得意そうな声が夕方の境内に響く。その息がすっかり上がっているのが海堂にとってせめてもの救いだったが、負けに変わりは無かった。これで16戦0勝16敗。リョーマと二人で練習するようになってから、海堂はリョーマに勝てたためしがなかった。倒すべき目標があるのは喜ぶべきこと。けれどこんなに頻繁に打ちのめされては、一々立ち直るのだって体力が居るというものだ。少しは手加減しやがれとか手を抜きでもしたら殺してやるとか、悔しさのあまり海堂は頭がグルグルする。コートに倒れこんだまま起きる気にも、ましてリョーマに応えてやる気にもなれず突っ伏した。
「セーンパイ?かいどー先輩?」
 どうかしたの、とリョーマがネットを越えて近づいてくる。海堂は声の調子でそれに気付いていた。どうかしたのじゃねえよテメェに負けたんだよ。心の内で呟いた。けれど言葉に出すにはあんまり情けなくて、海堂はリョーマを丸っきり無視して地面になつく。リョーマはそれをちょっと見下ろした後、横にひょいと座り込んだ。
 海堂の片頬とバンダナはすっかり土で汚れてしまっていて少しみっともない。けれど、今のふて腐れた様子の海堂には妙に似合っていて、リョーマはついつい笑ってしまう。ふ、と漏れた不揃いな息に、それまで視線を下げていた海堂が敏感に反応する。リョーマをジロリと睨みあげる目付きは、相変わらずのガラの悪さだ。けれどリョーマはそれに怯むどころか益々楽しげに笑う。
「なんでそんなに拗ねてるんっスか?」
「……年上を捕まえて拗ねるとは何様だよクソ生意気が」
「リョーマさまvって言われてるっス」
「…………………………もっと日本語勉強しやがれ……」
 海堂はひょうひょうと応じるリョーマにため息をつく。なんでこんなヤツに、こんなヤツが、いや日本語が不自由なだけで馬鹿じゃないはず、でも言葉の問題か?海堂は再びグルグルしはじめて、けれどもう考えるのに疲れてそれを放棄した。根底にあるのは常にたった一つだった。海堂はため息とは違う、長い息を吐き出してゴロリと仰向ける。直ぐ真上に、面白そうに口角をきゅっと上げてこちらを見るリョーマの顔があった。
「悔しい。勝ちてぇ」
 リョーマの目をじっと見据えて海堂が言う。海堂の本音そのものの言葉に、リョーマは笑顔を作り変える。楽しいというより、嬉しそうな笑顔。そうして海堂の汚れてしまった頬に指を伸ばした。親指でぐいと土ぼこりを拭い取る。海堂は少し粗いリョーマの手つきに眉を寄せたが、特に止めはしなかった。
「オレは、アンタが悔しがってると、凄く嬉しい。絶対に負けてやんない、もっと強くなる、て思う。アンタが唇かみ締めて睨みつけてきたりすると、何かもうゾクゾクするっスよ」
 言葉と一緒にリョーマは海堂の唇を指でなぞった。海堂はリョーマの目を見て微動だにしない。初夏の長い日差しも徐々に暮れてきて、二人の居るテニスコートもだんだんと群青色に呑み込まれていった。
「……こういう風に、跡がついちゃうのだけは嫌っスけど。ああ、でも、刻印みたいでちょっと良いかな?」
 嬉しそうに尋ねるリョーマに海堂は、知らねぇよ、とすげなく返す。けれどリョーマは、今更つれない返事にへこたれるようなことは無かった。じゃあやってみる、と呟くと、都合良く忍び寄ってきた宵闇に隠れてリョーマは海堂に顔を寄せる。じっとリョーマを見据えていた海堂が目蓋を落とすまで、至近距離で見詰め合った。一瞬、二瞬、三瞬くらいの攻防。そしてお互いに目を閉じ、唇を重ねた。
「……どう?」
「…………ってぇよ、馬鹿野郎」

 もうほとんど真っ暗の空の下、二人の体が離れ、立ち上がる。短い沙汰をして、あっさりと別れる。リョーマはすぐ隣の自宅に、海堂は歩いて家に。けれど海堂の唇にはうっすらと赤い筋が残り、リョーマの舌には鉄の味が生々しく残った。
 そうして二人には、いつか解けるかもしれない絆がまたひとつ、増えた。

『無意識な10のお題/唇を噛む』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)


卒論卒論そつろんが終わらないよ。教授に凄く細かい添削をされて焦ったよ。
終わるかな終わるのかな終わらせなきゃだって折角冬コミ受かったんだから!


<<web拍手返信>>
*1時:お題を〜の方→あああありがとうございますm(_ _)m 愛と勢いで書いている代物ですが楽しんで頂いているようで…よかった!ハイ、頑張ります!!!
*21時:いつも楽しく〜の方→リョ海お好きですか!?嬉しいですvv薫さんとリョーマにはどうしても競う相手という印象があって、二人のプライドが折り合うだろうラインを探りながら書いています。過ぎた言葉を頂いてしまって何だか舞い上がっております。ありがとうございます。愛だけはこれでもかと詰め込んでおりますので、よかったらまた読んでやって下さいv



2004/11/24
(仁王→柳生)

 ひたすら甘い、とろけるような笑顔が目の前にあった。全てに対して平等に、冷ややかな位の礼儀正しさで接するいつもの様子は不思議な位になりをひそめ、ただオレだけに甘い。長い指がオレの髪を梳いては離れる。髪の毛越しの体温が行ったり来たりする感触が気持ちよくて、思わず喉を鳴らした。ふたりきりの休日の午後、練習でくたびれた体を同じベットに投げ出して、何をするでなく漫然と過ごす。西日が射し込む部屋の中は、もう秋も終わってしまうのが嘘のように暖かかった。
「どうかしました?」
 柔らかい笑顔はそのままで、仰向けのオレを覗き込むように見下ろしてきた。その後ろで、室内のほこりが光をはじいてキラキラと輝く。光に包まれた眩しい笑顔は、まるでお釈迦様かマリア様のように見えた。ホウと感嘆の息をついて、けれどその笑顔が自分のものであるのを確かめるため手を伸ばす。橙の日差しに染められた輪郭を、顎の先から頬の上まで。すうと指でたどれば、笑顔はさらに深くなった。そしてオレの手に手が重ねられ、指先がその唇の上に導かれる。カシリと軽く、小指を齧られた。「署名です」と笑う声に、果たしてこれは聖痕か、と頭のぼけたことすら思いついてしまう。
「好いとうよ」
 口をついて飛び出た言葉にきょとんとされる。けれど直ぐに笑顔になって、今度はオレの上に倒れこんできた。二人分の重さを一箇所に受けてベットのスプリングが鳴る。照れた笑顔が少し俯き、オレの肩に重なった。オレは重みを心地よく受け止めて、さっき自分がされていたのと同じようにその髪を梳きはじめる。
「そんなの、今更。知ってるに決まっているでしょう」
 貴方はやっぱり変な人だ、そんな可愛くないことを呟く声が愛しくて仕方ない。好き、可愛い、愛しい。肩口にのっかった頭に繰り返しささやけば、初めこそ照れていたが次第に可笑しくなったようで、クスクスと小さく笑い続けた。
 多分、幸せというのはこういうこと。オレは満たされた気分で目を閉じる。

 そして仁王が目を開ければ、カーテンも開いたままの、すっかり暗くなった部屋があった。暖かかった昼間の空気は全て逃げて、室内はシンと冷えきっている。一階から響くのは、「ハルーごはんー!」という姉の叫び声。
 仁王はふるりと頭を振ってベットを降りて、トントンと階段を下りていった。

『無意識な10のお題/妄想』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)

懇親会でフランス料理を頂いたのですが、
それがあんまりに微妙で印象深かったです。
まずくは、ない。しかし美味しいという訳でもなく、
ただどっさり入った生クリームが胃にもたれました。
初対面の弾まない会話といい総じて苦行のようでした。
社会人って、社会人って、すごいなあとしみじみ思います。

話は飛びますが。最近とても嬉しかったことに、
(↓)の一角絵に憧れている方からコメントを頂きました。
嬉しくて泣きそうになったのなんて久しぶりで自分でもびっくり。
もっともっと格好良い絵が描けるようになりたいなと、強く思いました。
ひょっこりこんな刺激があるからpoo本家でのお絵かきは止められません。
まあそれ以上に自分のヘタレ具合に沈没することのが多いんですがアソコは。
日々精進ですね、はい。

テニス映画はとりあえず、メイトで売っていた全国共通鑑賞券をゲットしております。
青学と立海のストラップは欲しいので三回は見ることになるかと。>ちなむさん



2004/11/23
(リョーマ×海堂/なんとなーく付き合ってるみたい)

 だらり、と、溢れ流れ出した血。血管が破れた鮮やかな赤。
 大量のそれは頬を首筋をつたって流れ、ジャージまでも転々と赤く染まっている。うろたえ騒ぐ周囲に、けれど血を流す本人は痛みを感じていないように平然と振舞う。それが却って痛々しくて皆、海堂から目を逸らすのだけれど、見ていられないと思う本当の理由は違っていた。黒い髪に焼けない肌、その上をたあっと流れる真っ赤の血。黒と白と赤のコントラストはとてもシンプルで、それだけ強く目をひいて、見る人に綺麗だと思わせた。ぼうっと眺めた後、ようやく血に惹かれるタブーに気付いて顔を背ける。痛そうで見ていられない、と理由を付けて。それは至って普通の反応だ。けれど、リョーマはタブーを知らなかった。育った環境が悪かったのためか、ただ純粋に越前個人の資質なのか、知る術はない。ただ間違いなく言えることは、海堂にとって非常な不運だった、ということだ。
 リョーマが以前負ったのとまるで同じ場所の傷を、同じようにテニスコートの中で。奇妙な符丁に加えて、あんまりに鮮やかな赤。リョーマの何某かを刺激しないでは、いなかった。

「……いたい?」
「分かってんなら、やめろ」
「やーめない。楽しいもん」
「悪趣味ヤロー」
 …・・・それに付き合っちゃってるセンパイも、けっこうイイ趣味してるよね。リョーマは仏頂面の海堂を可笑しく思ったが、これ以上機嫌を損ねても仕方ないので口には出さなかった。その代わり、止めていた動きを再開させる。途中まで剥がしたこめかみのガーゼを、勢い良く引っ張った。乾いて張り付いたガーゼが取り去られ、傷口がピリリと痛む。そこから血がにじむのと海堂が眉間にシワを作るのを、交互に見やってリョーマは笑う。
「なかなか治んないね」
「……テメーのせいなんじゃねぇの」
「そう?」
 六角戦で作ってしまった海堂の傷は、派手に出血しただけあって深いものだった。しかし病院には行ったものの、かなり広範囲を擦ってごっそり皮膚が剥がれていたため縫うことも出来ず、化膿止めを塗ってガーゼを当てておくのが精一杯だった。それなのに海堂はどうということは無いという顔をして傷の手当てをなおざりにしていたため、激怒した竜崎が毎日必ずガーゼの交換と薬の塗布を行うよう海堂に命じた。しかもただ言うだけではなく、手当て一式を竜崎が学校用に一組保管し、毎朝それを取りに来るよう監視するという念の入れようだ。その際には前の晩にきちんと交換したかもバッチリ見張っており、どちらかといえば生真面目な海堂はもう従うしかなかった。朝練のあと、とても面倒くさそうに海堂が傷の手当てをしているのを、見逃さなかったのがリョーマだった。リョーマは自分が手伝ってやると海堂に申し出て、そして現在の状態に至っている。
「何ならセンパイ、自分でやる?」
「めんどくせぇ」
「センパイ、練習はマメなのにね」
 変なの、とリョーマは笑った。海堂はもう答える気もしないのか、仏頂面のまま押し黙っている。リョーマが妙に、今回の傷に執着していることは海堂も気付いていた。奇妙だとは思ったし、ガーゼを取り去ってからじっと傷口を見つめるリョーマに気味が悪いとも、正直、思った。けれど、そのぐらいどうでも良いと思えたから、リョーマの好きにさせている。海堂が妥協してしまう位に、リョーマは海堂の赤い色を気に入っていた。
「きれい」
「……そうかよ」
 リョーマはうっとりと呟くと、その色を隠してしまうのを惜しむようにノロノロと、消毒液を含ませた脱脂綿を傷に押し当てる。少し残念そうにしたリョーマは、けれど、消毒が染みて海堂が顔をしかめるのに再び嬉しそうにする。海堂はちっと舌打ちをした。ぼそりとこぼす。
「サド」
「センパイはマゾだから、ぴったりでしょ」
「勝手に決めんな、ボケ」
「ちゃんと経験から言ってるんスけどね」
 ほら、証拠、と言って。リョーマは海堂のこめかみに、自分の唇を押し付けた。舌でベロリと傷口を舐め上げる。皮膚が削げたところと残っているところの境目をリョーマの舌がゆっくり辿ってくと、海堂は小さく身を震わせた。リョーマはそれを見て、嬉しそうに笑う。嫌味や嘲りは全く含まれない笑いだったから、海堂はただ顔を赤くした。

 放課後。部活が始まり、海堂はいつも通り熱心に練習を繰り返す。けれど目の上には大きなガーゼが覆っている。その白い布はひどく目立ったので、皆ふと目の端に止めては痛々しく見るのだ。ベンチで休憩中の黄金コンビは、海堂が入っているテニスコートを見ながら話す。
「海堂のあれ、なっかなか治んないね!」
「ああ、竜崎先生も心配してたしなぁ。傷が残っちゃうかもね」
「えー、薫ちゃん綺麗な肌してるのに。かわいそうだにゃ〜」
 確かに可哀相だね。リョーマは黄金のふたりが座るベンチから、少し離れたところでその話を聞いていた。けれど思う。センパイの顔に傷が残ってしまうことは可哀相だが、悪くない、と。あの赤い色が、自分の傷跡と同じ場所に、海堂に消えない痕を残す。それはまるで、この不安定な関係を繋ぎ止めるくさびのようだ。
「あー……?」
「え、何だ?エージ」
 海堂を肴に大石とだべっていた菊丸は、急に言葉を止めて、周りを見回すようにする。
「ああ、おチビかぁ」
「越前が、どうしたんだ?」
 へえーと驚いたように顔をほころばせる菊丸に、大石はまだ訳が分からない風に尋ねる。菊丸は、あのね、と笑っていった。
「鼻歌が、聞こえたんだよ。んで誰だろーと思ったらあっちにおチビがいたの。もうどっか行くところだったみたいだけど。珍しいよね、おチビがそんなに浮かれるの」
「へぇ。良いことがあったんだろうね」

『無意識な10のお題/鼻歌』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)


推敲しないと内容がフェティッシュになる傾向が見えてきました。
あるいはストレスの裏返しのような気もしている今夜。
明日は内定者懇親会です。ぶるぶるぶる。
ちょとこわいよう。胃がきりっきりだ。



2004/11/22

ここに『無意識な10のお題/鼻歌』の途中までを書いてました。
後半を合わせて23日に移動しました。


今日は卒論に使用する画像を作るためバシャバシャ写真取って、
その現像の時間を利用して髪を切ってきました。おおスッキリ。
卒業式の袴に合わせるため前下がりボブにしてみました。
自分としてはちょっと短めな岳人さんだったわけですが、
帰宅直後に母が言ったキャラのがずっと正解でした。
「あらら、ワカメちゃんみたいになっちゃって〜」。
カリアゲては、いないが、しかし、その通り。
カットして凹むのは4年振りくらいです。うひ。

ところでジャンプ。いがいと可愛いじゃないか金ちゃん……!
大変じゃないか王子、愛嬌は既にライバルのに分があるぞ。
薫さんは結構、可愛い系に弱い(と思う)ぞ。大変じゃないか!

あとあと拍手ありがとうございます。ハートに火が付く気分です。



2004/11/21

愚痴削除。すんませんご心配をば。でもここは良いので行ってみてほしい。
ロマネスクの導入としては最高に素敵なサイトさまです。写真もテキストも叙情的。
もちっと専門的なところが知りたくなったらこちらが良いです。掲示板がとても刺激的。


「さよならbyebye」


2004/11/20


思わずお絵かき。
一角×弓親が熱くて仕方ないんですがどうなんだろう。


日常のこまごまとしたこと。
ナルトのOP・ED集をレンタルしてPCにつっこんだらー、
ゲートレーベルCDだから聞きたかったら1800円よこせって言われちゃった。
そりゃーないよ、ワタシの250円を返しておくれ……!!!オーディオないんだって!
くそくそアニプレックスめ!思いっきり時代に逆行したことをしやがって!
ナルトじゃなくてクリーミーマミの主題歌集を借りときゃ良かったよ!
もー悔しい。きい!「デリケートにすきして」を選ぶべきだった!

て感じで最寄のツタヤさんはアニソン揃ってるんですよ。
そんでもってアニソンどころかBLドラマCDまで揃ってるんです。
聞いてみたいとおもへど、カウンターに差し出す度胸が足りず未聴。
ひとりじゃ絶対借りれねえ!と思う一方、人と一緒に聴くのもどうかと…。
こう、エロビデオ鑑賞会って感じでホモエロドラマCDを聴くのかしら。
やってみたいような……やってしまったら戻れないような……。
でも今更戻る道もないような。




2004/11/19
(仁王×柳生)

 ……聞いていらっしゃいますか?
 ああ、うん、もちろん聞いとるにきまっとるよ。
 仁王と話せば五分に一度は繰り返される会話。いい加減慣れてしまってもよさそうなものだけれど、それでも柳生は仁王の態度が腹立たしい。腹立たしいだけならまだしも悔しいことに、よそに向けられた視線に不安まで感じてしまうものだから、仕方なしに同じ言葉を繰り返す。そして仁王もニコリ、と毎度同じ笑顔を返すのだ。けれどその三分後には仁王の視線は揺らいてしまい、五分後には不安に耐えかねた柳生がまた同じ言葉を繰り返す。いい加減不毛。そしてその不毛さに、仁王が気づいていないことこそが、柳生にとって一番虚しいところだった。
 わたしと一緒にいるのが嫌いなのだろうか、他に一緒にいたい人がいるのだろうか。
 柳生はちらりと考える。けれど、すぐにそれはないなと打ち消した。それは傲慢なほどの断定だった。けれど柳生は仁王が自分以外の人間とふたりきりで居る所など見た事がなかったし、実際仁王も柳生以外とつるんだ試しがなかった。
 仁王は人が嫌いというわけではない。ひとりで居たいわけでもない。けれど仁王が思うままに動けば、いつの間にか周りには誰も居なくなっていた。人に合わせてまで誰かと一緒に居たいとはちっとも思わなかったから、ふと気がつけば、仁王の隣にはいつだって柳生が居た。
 柳生は仁王が自分にあまり意識を向けていないことを知っていたけれど、無意識で一緒に居られるのだから自分は間違いなく彼に好かれているという自信があった。仁王が無自覚に他人に向けるえぐるような冷たい言葉と態度を、柳生は傍から何度も眺めてきた。自分に降りかかってきたことは一度もなかった。それは柳生の自信の大きな根拠だった。ふわふわと世界をさ迷う仁王の視線が、必ず自分に帰ってくることを知っていた。けれど、それでも、不安が無くなる訳ではない。
 そら、また何かを見つけてしまう。
 柳生にとっては、ほんの二分か三分か、あるいは一時間かそこらで自身を取り巻く世界に変化あるとは思えない。けれど仁王にはその変化が見えてしまうそうだった。目を合わせ話していたはずの仁王はフワリと何かを追っていき、次第に目だけでなく耳も思考もみんなそちらにやってしまう。もう五度、同じやり取りを繰り返していたものだから、柳生はすっかり痺れを切らしていた。そして柳生は、仁王の視線を引き戻し、しばらく自分に押し留めておくための手段を知っていた。
 柳生は椅子から腰をあげ、お互いの間にあった机に片膝を乗り上げる。突然の、柳生のキャラクターにちっても似合わない行動に仁王はぎょっとして柳生を見る。これで柳生は一段階クリアー。口の端を吊り上げる。
 驚く仁王に柳生は攻勢の手を緩めない。ぽかんと見つめてくる仁王に微笑むと、机についた両手で体を支えてズッと身を乗り出す。そのまま顔を突き出して、仁王の頬に口付ける。柳生としては、唇ではなく頬であることがポイントだった。
 触れるか触れないか、そっと掠めてすぐ離す。柳生はちらりと仁王を見上げた。が、それは上手くいかなかった。仁王が柳生の両肩ときつく掴む。次いで性急に唇を重ねた。
 仁王にきつく抱かれながら、口付けに応えながら、柳生は苦しい体勢に少しだけ顔をしかめる。けれど内心ひそかに笑う。これで二段階目もクリアーだった。そして、最終段階ばかりは仁王に掛かっていた訳だったが、この分なら問題ないだろうと、柳生は両手を仁王の肩に回す。柳生の重みを身にうけて、仁王はあっさりと床に倒れこんだ。

 ……お後がよろしいようで。

『無意識な10のお題/泳ぐ視線』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)

ノリノリですよ、無意識な10のお題。ビバ書き散らし。たのしーい。
卒論もゴールが見えてきた気がしないでもないでもないでもない、位まで来ました。
はい、つまり我ながらどこをさ迷っているのか訳わかんないっつー状態です。やばいネ。
でも頑張るんだもん……長引くほど冬コミ原稿に掛けられる時間が無くなるんだもんよ。
趣味は人生の活力であることを再認識するこの頃。わたしはテニスがだいすき・だ!



2004/11/18
(乾←海堂←越前)


 ねぇ、それ、やめて。
 部活中、先輩たちの試合を見ている時、いつの間にか隣に並んでいた越前に心底嫌そうに言われた。けれど何を言われているのか分からないで黙っていたら、せっかちな腕がぐいと伸びてオレの顔のすぐ傍に来る。そして口元を覆っていたオレの手を掴んで、盛大に文句を言った。
「なんでこんなことするんスか?爪、ぼろぼろじゃん。見てて痛いっすよ」
「…………ああ、」
 越前がオレの小指を両手でしっかり掴み、覗きこんで嫌な顔をするのに、越前の嫌がる理由にようやく気づく。無意識の行動に、自覚はなかった。食いちぎられ、限界まで短い小指の爪はがたがたで、肌とのふちが赤く血の色を覗かせていた。それは最近になって随分当たり前になってしまったので、オレは気にしてもいなかった。
「あんた、そんなクセあった?」
「うるせぇよ、ほっとけ」
「ほっとける訳ないでしょ、好きなんだから」
「頼むからほっとけ」
「嫌」
 オレの母親はうるさい方だったから、幼いころの大抵のクセは全て矯正されている。最近になって爪を噛むクセが出てきたというのなら、それはきっとストレスのせいだ。いっそうギュッと手を掴んできた越前に、そのストレスとはこの後輩の異常行動ではないかと思えてくる。
「キシキシカチカチ、嫌な音するしさ。何より海堂先輩さ、すごい怖い顔して爪噛んでるっすよ。やめなよ」
 クソ生意気な、けれど間違いなく強いことだけは認めていたこの後輩と、オレは決して仲が良い方ではない。そもそも部活中にオレが言葉を交わす相手はほとんどいない。なのに、近頃、越前は急にオレの周りにまとわりつき、やらたと話しかけ、強引に触りたがった。意味が分からなくて、どうやって追い払ったら良いのかも分からず、ここ数日は押し切られぎみだった。そう、正に今、現在進行中な具合に。
「うっせえよ、手ぇ離せ。試合見んだよ」
「いいじゃん。見なくて。あんなの」
 越前は掴んだ手をさらに強く握って、手を離す気など全く無いと態度で示してくる。けれどそれ以上に、越前が低く吐き捨てた台詞にカッとなる。
「あんなのって、テメ、先輩だぞ!?」
「オレのが強い!」
 オレの怒鳴り声に、越前はさらに声を荒げた。周りの部員はちは驚いてオレたちを見た。コート脇はシンと静まりかえる。試合に集中する乾と桃城のみはそのやり取りに気づかず、ただラリーを交わす鋭い音を響かせた。オレは越前に握りこまれた手を反対に掴み、テニスコートを抜けだした。

「てめぇは一体何のつもりなんだ、何が言いたいんだ、何がしたいんだ」
「あんたが好きなんスよ」
「意味が分からねぇな」
 部室の裏。もはや怒鳴る気にもならず、苛立ち半分、訳が分からないの半分で越前に問えば、答えにならない答えを返される。もう、誰かコイツをどうにかしてくれと、内心泣きが入る気分だった。
「あんたが悪いんスよ」
「オレのせいかよ」
「そうッス」
 ぎらりと下から睨みつけられる。一年のくせに堂に入った眼光だとは思ったが、もう、まともに相手をする気にもならなかった。好きだと言ったり、先輩を馬鹿にしたり、人のせいにしたり。怒りを通り越してため息が出た。こんな風に、後輩のカウンセラーをやるのはオレの役回りではないはずだ。
「気分で人を振り回すのはやめろ。迷惑だ」
「……振り回す?」
 オレを睨みつけた目が意外そうに見開かれ、越前が言葉を繰り返した。その馬鹿にしたような響きに、萎えたはずの怒りが再燃しそうになるのを、オレはなんとか堪える。越前がようやく理由を話す気になったらしいから。
「オレに振り回されてんの?違うでしょ?……あんたを振り回してんのは、乾先輩でしょ!?」
 ヒステリックに荒げられる声。越前のこんな声を聞くのは初めてで、何故これほど切羽詰った声を出すのか分からなくて面食らう。そもそも、なんでここで乾先輩が出てくるのか分からなかった。けれど、越前はオレが答えるのも待たずに続ける。
「何でオレがあんたの隣に居るか分かってんの?気付いてないの?乾先輩がいないからっしょ?あの人が、……あんたに飽きたからでしょ。気付きたくないの?それでも良いよオレは別に。やっとあんたの隣が空いたんだ。でもさ、でも、それならやめてよね、あんな顔すんの」
 越前が何を言っているのか、良く分からなかった。
「やめてよね、あんな風に爪噛むの。血が出るまで、なんて、自傷みたいの。……やめてよ」
 越前こそが痛いように、顔をくしゃくしゃにしていた。オレは左の小指を眺める。ぎざぎざの爪に、血の色が滴っていた。けれど痛くなんか、なかった。
『無意識な10のお題/爪噛み』(「少数お題愛な貴方に色々なお題」水木翠さま提供)


これから12月まで、ちょっとオフが忙しくなってあんま更新できそうにありません。
ので、文章修行がてら日記の場を使ってお題に挑戦しようかな、と思いました。
推敲なし・勢い重視・ストレス発散要素満載の文章になると予想されますが、
よかったら読んでみてください。ああ、深く考えずに書くのって気持ちいい!
やばいな〜この感覚。危うくはまってしまいそうだぞ。


そして。わーい!拍手ありがとうございます!!



2004/11/17

おんしを好いとうよ、と心を込めて告げた時、
柳生は怪訝な顔をして、はあ、と応えた。
チームメイトでダブルスのパートナー。
そんな相手から突然「好きだ」と言われても、
とっさに意味を理解するのは難しいだろう。
気の抜けきった返事をよこした柳生に、
仁王は柳生の目をしっかり見つめ、
もう一度、好いとうよ、と言った。
その言葉から二三拍おいて、
ようやく柳生が口を開く。
表情は変わらず、怪訝そうだった。

「はあ。……で?」



ニオヤギュの欲求が来ている一週間の真ん中です。
あー、酷い柳生と可哀相な仁王が書きたいな。
ぼろぼろになったところで優しくするような、
そういう酷いのが書きたくて仕方ない。
つまりSとMが書きたいのか。おう。
自分の意外な嗜好を発見だ。




2004/11/16



35000打ありがとうございます。
休んだり放置したり(…)となってないサイトですが、
管理人本人はそれはもう、たいへん楽しく運営しております。
来て下さる方にも楽しんでいただけるサイトを目指して精進いたします。
とりあえず近いうちに(↑)を完成させて御礼絵にしたいかな、と。

テニスのアニメカレンダー(A)を購入しました。
(B)と迷って渋谷のアニメイトで10分ほど立ち尽くしました。
結局、6月の薫さんに負けて(A)にしました。凄い可愛いんですよ。
UFOキャッチャーやってるけど、全然うまく取れないんですよ。
ちょっと不器用なんです。かわいい子…・・・!!!!
乾は隣でノートを広げているんですけどね。
お前、取ってやれよ。
乾に優しくなれません。
昨日のジャンプではいきなりテニスが休載でしたね、
どどどど、どうしたんだろう、コノミテンテー!?
落としただけならいんだけど大丈夫かな。
テニスがないと一週間が平和です。

あと。
ウェブ拍手ありがとうございます。
すごい嬉しかったです。
あんまり嬉しかったので、
もうちょっと設置しておくことにします。




2004/11/14

最近ですね、乾海を読んでいると涙が出るんです。
すごいらぶらぶで幸せなSSとか読ませて貰っていても泣けます。
なんかねー、悲しくって痛くって切なくって、どうしようもなくなるんですよ。
頭のなかの回路が一本ねじ切れているとしか思えない。ほんとうに。
自分はかなりアレな人なんだなあと、ようやく理解しました。ええ。
お前今まで自覚してなかったのかと驚かれそうですが。
してなかったんですよ。

今日、EZ!TVという夜のニュースで秋葉原の特集をしていて、
コスプレカフェに通いつめる司法試験受験生っていうのが出てきたんです。
正直、コイツには弁護士にも裁判官にもなってほしくないと思ったんですが、が。
彼がもうちょっと現実に近くなって、内側にこもりがちなオタクと司法を繋いでくれるなら、
それは結構いいじゃないかと思いました。ので心の奥からそっと応援しておきます。
ちょうどメイドカフェにいってみたいなとおもってそういうサイトを見ていたので、
なんだかタイムリーに重い特集でした。妙な親近感があって変な感じ…。

付け加えるならば、キャスターのコメントに不愉快になりました。
「私たちはマイノリティーも許容してあげますよ」て感じで。
明らかにオタクを下に見た物言い、いやだなあ。
かといってオタク・リブみたいのも嫌ですが。
要は個人を全体としてみて欲しくない、
それだけな気もします。うむ。



懐かしくて描いてみました。
なんともう10年も前ですよ、あばばばばばば。
何を語ってもオタクはオタクだと言われれば
それまでの気がしてくる数字だ…(沈)。




2004/11/13

キリリクの乾海←越前・越前視点SS 、ようやくあがりました!わーい!!
ちゃんと考えてみたら一年以上前に頂いたリクエストでした…ヒイ。
自分の管理のなってなさにふかーく落ち込むのと同時に、
この一年の波乱万丈に想いをはせました……。
幸も不幸もディープな一年だったなあ。
って総括に入るにはまだ早い!
卒論と冬コミがある!!
よっし!(気合入れ)



唐突にブリチ。十一番隊第五席・綾瀬川弓親。
いーいキャラクターだ…だいすきだ!!!
さっそく一角×弓親とか回ったよ。
萌えでした。いい。




2004/11/11

冬コミうかった!いやっほい!!!

12月29日(一日目・水曜日) の 東タ−48a です。
リョ海スペースでカットもリョ海。気合入ってます
でもカットを保存したデータ無くしました…。
新刊はリョ海とニオヤギュを一冊づつ、
計二冊の予定。無謀か。でもやる!


(私信)相方さま、スペースNO,とかはそういうことで。
委託は引き受けました、売り子は頼みます。




はやくテニスとがんくつおう見なきゃ(自分メモ)。



2004/11/10

普段凄く人当たりの良い人が嫌な顔をしていたり
苛々して八つ当たりしたりすると、私はときめきます。
鎧が取れる程の何がこの人にあったのだろうと考えます。
むしろ自分が取ってやりたいとも考えます。
嫌われたくないからしませんが。
なのでキャラ苛めが好き。
愛が歪みぎみ…。






2004/11/09

なんかカウンターが消えちゃいました。
あ、リンク貼り忘れてたっけ……だからか?
新しいの設置しました。

なーんだ、忍足謙也くんて従兄弟なんですってね。
(ちなむさんご指摘ありがとう…いつも有難う。)
双子だったら何故侑士だけ東京なんだとか
色々いろいろ妄想が広がったのに。
京都の良いとこのボンボンで
家庭教師の先生と関係しちゃって
それがバレて地元でうわさになってしまったため
東京の遠縁の元に勘当っぽく預けられている、とかそんな妄想。
あれ、この妄想だと侑士の筆おろしが小学生ってことになってしまうぞ、
でもま、いっか!成り立たない妄想だった訳だし忍足はまったく本命じゃないし(失礼)。
でもこのあと忍足が岳人さんと出会って〜、とか、色々楽しかったんだけどなあ。
何が楽しかったって、ワタシがひとりで悶々と妄想してるのが。

ところでブリーチ。本誌も萌え〜でしたが今はアニメの方で。
だってコンが登場したんですよ、あああ可愛かった……!
目ぇカッと見開いたりしてむしろ怖かっただろうとか、
そんな客観性はいらんですよ。心眼で見るの。
でも、久保帯人とぴえろは失敗じゃない?
とは思っています。正直なところはね。
お洒落っぽくして失敗している所が
なんとも痛々しい印象……。
今後の改善に期待大。




ワタシはコンちゃんが可愛ければそれで良いんですけどね!



2004/11/08

今日はジャンプですね。
小出しにすんのもいいけどさ、
もちょっと話を進めてもいいじゃないか。
てゆーか今更に忍足が双子てなんなんだ。
よし、謙也は跡部にやるから侑士は岳っくんので!
本誌でも忍跡プッシュされてしってとチト悲しい想いのする
地味な忍岳スキーの発想例でした。忍岳が好き。



忍岳を描こうと思ったのに岳人さんしかいないヨ。
ここのところが無意識の愛の差ってヤツですか




2004/11/07

乾海メイン当時におうけしたリクエストのネタがやっと降りてきて、
いざ書こうと思うのに遅々として筆が進みません。おおう。
最近は書いていると無駄に地の文が長くなって、
話のテンポがひじょーに悪いです。おおう。
さくさくと、滑らかに読める文章を書きたいですね。
そんでもって色気も漂う文章が、理想なんですけどね。
人生いくら時間があったって全然足りやしねえっすよウヒィ!



海リョっぽくリョ海。
ひざのうえにのりのり。
二階から窓の外を眺めたらアララ見ちゃった〜みたいな感じで。




2004/11/05

リョ海視点で本編を見てしまう今日この頃。
カタチにしてみたいなという欲求がふつふつと生まれるものの、
これが萌えゆえなのか卒論逃避ゆえなのか良く分からない今日この頃。
どっちにしろもっと文章が上手くなりたいよーと歯噛みするのに変わりないです。




現トップの別バージョン。服とシチュエーションが一緒です。
先にあっちを塗ったらこっちまで塗る気力が萎えました。
のでこっちにアップ。日曜午後の公園デートて所で。
二次創作は夢みてなんぼだと信じてます。
ちなみに萌え風邪は未だ継続中。


そして今日はいっこ、素敵なことがありました。
学校から最寄り駅まで行く途中に交差点がありまして、
その信号をちょうど渡りきった辺りでの出来事だったのですが、
スーツ姿の学生らしき男性2人が談笑しつつ交差点に近づきました。
1人は学校に、もう1人は駅に向かうらしく「じゃーな!」とハイタッチでお別れ。
ああ良い光景だな〜と、気にしないふりをしつつも内心にまにましていたのですが、
そんなもんでは終わりませんでした。
本当に素敵なのはそこから先、駅へ向かう兄ちゃんの行動でした。
(わたしは兄ちゃんの斜め後ろについて観察してました。)
兄ちゃんはハイタッチの手をそのまま軽く握ると、
顔の高さで手をとめて1秒程度眺めます。
なんだろう〜と見ていると、なんと。
握った手のひらを唇に当てるではありませんか。
ちょうど咳を抑えて口に手をあてる格好。
そしてほんの一瞬で手をはずし、
素早くポケットに突っ込む。
リアルホモに興味ありませんが、
これにはヒートアップしました(無表情で)。
思わず海堂薫さん風に小さくガッツポーズでした。
いつかネタにつかってやると固く心に決めた素敵な萌えでした。

良い日でした。




2004/11/03



リョ海でシリアスならこんなんかなと。
そして越前に薫さんの苦悩は理解できない。
いいの、理解出来れば救えるってもんじゃないから。


282オンリーでこじらせた風邪が治らない…。
これは何というのだろう、萌え風邪?
一生治らなそうな感じ。




2004/11/02




今日は体調が悪くぼーっとしがちがったので、
薫さんのことをたくさん考えました(え)。
やっぱりとても好きだなあと。

彼のことを考えるとき、イメージはいつも辛そうだったり苦しそうだったりします。
良いときでも何か悪かったところを探し出して原因を自分に求めそうな。
成長していけるタイプではあるけど、その分辛くなっていそうです。
だからどうか彼が幸せであってほしいと願います。
馬鹿みたいに笑っていてくれればいいや。


なんとなく語りの日でした。



2004/11/01−2

ブリチの京楽さんに見蕩れてうっかり見落としてました。
うっかりうっかり、ダメですよワタシこんな萌えを…!



劇場版のイラスト。何、リョーガでお父さんがどっかでバラまいた子?
まあソコはどうでも良いのです、ポイントは15歳でリョーマとそっくりという点!
リョ海的にはどうしもうもなく萌えるんですけど、薫さんよりおっきいリョーマ!!
逆身長差がおいしいのがリョ海なんですけどね、リョーマはきっとハラハラだろうと。
くやしくて不安で歯噛みすんだろなとにまにましてしまいます。嫉妬すてき。

それにしても薫さんはフォーマルが似合う子だなあ。
そして下半身の描写が危険な立ち絵だなあ!
パンツがフトモモぴったりでえろえろしい。
さわりたい。



2004/11/01−1


いみがわからない。

今週のテニスのことなんですが。
意味が分からないホント意味が分からない。
『新しい「テニスの王子様」が走り出す!!』が分からない。
ちょっと脱線して何話か〜、て事かと思って読んでいたんですが、
なんか違うかんじ……?先週号には『衝撃の展開に驚愕せよッ!!』と。
そら驚いたけど、驚いてるけど、今までのお話はどうなっちゃうのでしょうか。
ストーリーが途中で途切れてしまう事自体、とてもとてもとても悲しいんですが、
それ以上に許斐先生が今までのストーリーをここで放棄してしまえることが悲しい。
もう嫌だったのかな、今書いているものに不満を抱えて書いていたのかなと思うと、
切ないというか悲しいというか……作者さんが楽しんで書いてないと辛くなる。
ので、この展開で許斐先生が書きたいものをかけるなら仕方ないかとも。
萌えるか否かはまた別問題ってヤツですが。

*注意;以下勘違いの元の妄想です。
堀尾純平(21)があの堀尾だと思い込んで読んでました。
念のためと確認したら大違いで驚いたわ恥ずかしいわ…ぎゃあ。
堀尾の下の名前まで知らねっつんですよ(言い訳)。


とか言いつつ、ちょっと萌えました。
堀尾が21才ってことはリョーマも21才、薫さんは22才。
順当にいけば大学3年と4年、進路に深ーく悩むころですよ。
リョーマはプロになっていそうなので違うとしても、薫さんは正に今。
自立しているリョーマとぼんやり学生やってる自分を比べて悩んだり。
身長が逆転してたりするともっと萌えだ!は、大学生なら同棲ネタもアリだ!
ということはソレはソレでありかと……ってゆうか単なるパラレルかコレ。
まー金太郎くんはどうでも良いです。今のところ。