趣旨

子どもの「いのち」を真ん中におき

「子どもの最善の利益はなにか」を私たちは問い続けてきました。
既成の制度や仕組みに子どもをむりやりあわせるのではなく、
子どもの「いのち」のほうへ制度や仕組みを引き寄せたい。
私たちはそう考えています。

ここで大切にしたいのは日々の「くらし」です。
毎日、昼食をつくり、食卓を囲んでみんなで食べます。
畑で野菜を収穫し、買い物に行き、協力して作ります。
「おいしい・うれしい・たのしい」でつながる仲間たち。
「ひとりじゃない」そこから安心が生まれます。

「障がい」のあるなしにかかわらず、いろいろな背景をもつ
異年齢の人たちがまざりあう混沌とした空間。
みんなで一緒にすごし、さまざまな違いを持つ他者と出会い、
自分自身に気づき、子どももおとなもともに育ちあう場です。
 

主 な で き ご と

1986 代表・西野が不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわりはじめる。
1990 移動型の居場所をはじめる。
1991 移動型から定住型の居場所を開設(川崎市高津区諏訪)。
多摩川(タマリバー)から「フリースペースたまりば」と命名。
1992 ビデオ「ここならGOO!−学校に行かない子どもたちの居場所ガイド−」に紹介される。
1993 『たまげた通信』創刊。ミーティングを月一回に定例化。米沢スキー合宿がはじまる。
1994 初めて、たまりばフェスティバル開催される。夏の八丈島キャンプがはじまる。
1995 高津区久地に移転。部屋の大きさも85uになり、活動の幅が広がる。茨城県八郷町にて田んぼづくりスタート。
1996 会費制度の見直し(4種類を設定)。高津区区民祭に参加。
1997 話し合いを経て会費は任意制に。おやじの会発足。コミュニケーションラボ21の劇公演でたまりばの移転が題材となった「僕たちの自由空間」が上演される。生活クラブ生協'97キララ賞受賞。
1998 神奈川県知事・川崎市長表敬訪問。県知事たまりば視察。たまり番茶(実務ミーティング)スタート。
1999 たまげた8周年記年号発行。雑居まつり(世田谷)・多文化フェスタ(高津区)に参加をはじめる。
2000 手作りいろり完成。ヴァイオリニスト・千住真理子さんによるたまりばコンサートを開催。第13回神奈川地域社会事業賞を受賞。
2001 スタッフだけでは担いきれない部分を有志で支えようと「やろう会」発足。たまりば10周念記念フェスティバル。ホームページプロジェクトがスタート。たまりばパンフレット完成。神奈川ボランタリー活動推進基金21「奨励賞」を受賞。
2002 新スタッフ体制スタート。川崎市民プラザでフェスティバル。コーリャンデーにたまりばのチャングチームが参加。
2003 「特定非営利活動法人 フリースペースたまりば」として法人化。たまげた通信100号記念号を発刊。川崎市子ども夢パークが完成し、川崎市(生涯学習振興事業団)より「フリースペースえん」の運営を受託。
2004 第57回神奈川県民功労者表彰を受賞。
2005 講演会「生きざまに学ぶ」がスタート。かわさき子ども権利の日のつどいで脚本家・山田太一さんと代表・西野が対談。
2006 「(財)川崎市生涯学習財団」と共に、指定管理者として「川崎市子ども夢パーク」全体の管理運営にあたっている。
「たまりば」十五周年と『居場所のちから』の出版を祝う会の開催。
「工房たまりば」をスタート。
2010 指定管理者として(公財)川崎市生涯学習財団とともに、川崎市子ども夢パーク(第2期)の管理・運営にあたる。
2011 たまりば20周年記念コンサート&フェスティバルを開催。
2013 「川崎市子ども夢パーク・フリースペースえん」10周年。
「川崎市学習支援・居場所づくり事業」を受託
2014 川崎若者就労自立支援センター「ブリュッケ」の開設・運営。
「川崎市ひきこもり等児童福祉対策事業」を受託。
文部科学大臣が「フリースペースえん」を視察。