やっと早太郎に会えました。何回か長野の駒ヶ根には足を伸ばしているんですが、今回は早太郎だけを目的に光前寺に参拝しました。 鎌倉時代に、光前寺の和尚さんに世話された山犬が、生まれた子供をお礼に置いていったのが、早太郎。勇敢で賢く優しい早太郎でしたが、遠州(静岡)磐田に出張して、人身御供を取っていた怪物を退治したのです。深手を負いながらも光前寺に帰りつき、和尚さんに最後を看取られたそうです。 磐田では、早太郎という呼び方ではなく、悉平(しっぺい)太郎と呼ばれていますが、姉妹都市の駒ヶ根市から贈られた太郎の子供のしっぺい太郎三世が神社の境内で飼われているそうです。 さて、長い前置きでしたが、駒ヶ根と磐田で敬愛されている早太郎に会いたくて、光前寺にやってきました。観光バスが何台も停まっていて、人がたくさんいます。ミルキーが迷惑にならないか心配でしたが、だいじょうぶでした。付近のお土産屋や境内の売店でも、ミルキーは早太郎と呼ばれて、大歓迎されてしまいました。さすが早太郎伝説のお寺ですね。ワンに寛容です。
肝心の早太郎は高い台の上に奉られ、正面からの顔は拝めません。でも、がっちりした体躯で、精悍な顔つきをしてました。近くには国宝の三重の塔があり、緑に囲まれていて、とってもいいお寺でした。また、行きたいところです。 |