トヨタ財団
当財団は、1974年、トヨタ自動車が自動車をはじめてから40年を機に、
人間のよりいっそうの幸せをめざし、将来の福祉社会の発展に資することを
期して設立した助成財団です。
当財団は、世界的な視野に立ち、しかも長期的かつ幅広く社会活動に寄与するため、
生活、自然環境、社会福祉、教育文化などの多領域にわたって
時代の要請に対応した課題をとりあげ、
その研究ならびに事業に対し助成を行います。
○ 2006年度助成内容
Tネットワーク形成プログラム
アジアにおける人々や社会の「多元性と相補性と協働性」を追求する企画を支援することによって、
よりよい社会、より開かれた世界の形成に貢献することをめざすプログラムです。
1.「アジア隣人ネットワーク」プログラム
アジアに生きる人々がお互いの個性、特性を認めながら、知恵を出し合って、国際的なアジアの視野にあって
共生していくことに取り組むためのプロジェクト、とくにその企画段階や実施段階での「人と人とを複合的に
つなげていくプロセス」を支援します。
具体的には、研究者、実務家、実践家による、国境をまたいだ出会い、対話、協働のための様々な活動が
対象となります。
2.東南アジア研究地域交流プログラム
東南アジアの人々による東南アジア研究の促進を目的として、次に掲げる4つのサブプログラムを、
国際交流基金、在マニラのSEASREP財団と共同で実施します。
語学研修、 ルイサ・マリャリ・フェローシップ、
地域共同事業、 特別プログラム
3.成果発表助成プログラム
「研究助成」プログラムおよび旧「東南アジア国別助成」プログラムで助成を受けた助成対象者のみを対象とし、
プロジェクトの成果を広く社会に公表するための刊行物として出版を支援します。
U地域社会プログラム
「地域社会の再構築を目指して−支え合うくらしといのち−」を基本テーマに、以下2分野への助成を行います。
(1) 活動助成
地域社会の再構築と活性化を目指した、地域に根ざした実践的なプロジェクトへの助成
(2) 成果普及助成
☆ 活動の具体的な成果を、他の地域で類似の実践をしている人たちと比較、共有することを目的とした
「活動記録の出版」。
☆ 活動の経験からたくわえられたものを、地域間で共有し広めるための
「広域ネットワーク」。
☆ なお、今年度から新たに、プログラムの充実強化を目的とし、「特定課題」の設定を予定しています。
たとえば、過疎地など地域社会の崩壊がより深刻な地域への支援、
若者世代の地域への参加促進 など
V研究助成プログラム
2006年度から、「くらしといのちの豊かさをもとめて」を基本テーマに、「アジアにおける多元性と相補性と協働性」
を副次テーマに、公募します。
これは過去の智恵を参照しながら、株価指数やGDPといった数値化された指標とは別の「豊かさ」をアジアで追い
求めてみようというものです。
ほかに、特定課題として「アジア周縁部における伝統文書保存、集成、そして解題」、おなじく「助成金が活きるとは−
助成金がよって来るところと生み出すものを視野に入れて」が設定され、同様に公募します。
W計画助成プログラム
当財団独自の調査と企画による助成のための枠組みで、主として当財団の将来のプログラム開発に資するような
案件に対し助成を行います。
2006年度 助成金予算
大区分 | 小区分 | 助成金総額 | |
T | ネットワーク形成プログラム | アジア隣人ネットワークプログラム | 1億円 |
東南アジア研究地域交流プログラム | 3,000万円 | ||
成果発表助成プログラム | 4,000万円 | ||
U | 地域社会プログラム | 8,000万円 | |
V | 研究助成プログラム | (特定課題2テーマを含む) | 1億8,000万円 |
W | 計画助成プログラム | 7,000万円 | |
合 計 | 5億円 |
○ 2004(平成16)年度 助成金支出額
区 分 | 件 数 | 支出額 |
研究助成金 | 71 | 1億6,045万円 |
地域社会プログラム助成金 | 56 | 5,500万円 |
東南アジア国別助成プログラム助成金 | 40 | 5,809万円 |
東南アジア研究地域交流プログラム助成金 | 17 | 2,497万円 |
計画助成金 | 16 | 5,583万円 |
成果発表助成金 | 7 | 1,112万円 |
助成金支出額合計 | 207 | 3億6,545万円 |
○ 刊行物の発行
☆ 年次報告書
☆ トヨタ財団レポート
☆ Occasional Report (英文)
☆ トヨタ財団30年史 〜 有料頒布を行っています。
財団法人 トヨタ財団 | ||
〒163−0437 東京都新宿区西新宿2−1−1 新宿三井ビル37階 | ||
電話 03−3344−1701 | ||
ファクシミリ 03−3342−6911 |
(060417追加)