寄付の相談 調査室 〜 参考資料


十大死因


令和4年の十大死因

厚生労働省:令和4年(2022)人口動態統計(確定数)

死因1位は悪性新生物 死因順位別の第1位は悪性新生物〈腫瘍〉で、38万5797人、死亡率(人口10万対)は316.1。昭和56年以降、脳血管疾患を抜いて死因順位の第1位となり、全死亡者数に占める割合は24.6パーセントであり、全死亡者のおよそ4人に1人が悪性新生物〈腫瘍〉で死亡している。
部位別に死亡率をみると、男は肺がもっとも高く、平成5年に胃を上回って第1位となった。女は大腸と肺が高く、大腸は平成15年に胃を上回って第1位となった。
心疾患 心疾患(高血圧性を除く)は昭和60年に脳血管疾患にかわり第2位となり、その後も死亡率は上昇傾向が続き、令和4年は23万2964人で、全死亡者に占める割合は14.8パーセントとなっている。
老衰 老衰は、昭和22年をピークに減少傾向が続いたが平成13年以降死亡率が上昇しており、平成30年に脳血管疾患にかわり第3位となり、令和4年は17万9529人、全死亡者に占める割合は11.4パーセントとなった。  
脳血管疾患  脳血管疾患は昭和45年をピークに低下しはじめ、昭和60年に心疾患(高血圧性を除く)にかわって第3位となり、その後は低下と上昇を繰り返しながら低下傾向が続き、令和4年は全死亡者に占める割合は6.8パーセントとなっている。  
十大死因による死亡数、死亡率(人口10万対)、死亡総数に占める割合
死 因 令和4年 令和3年
死亡数  死亡率 死亡総数に
占める割合 %
死亡数 死亡率
全死因 1,569,050 1285.7  100.0 1,439,856 1172.7
悪性新生物〈腫瘍〉 385,797 316.1  24.6 381,505 310.7
心疾患(高血圧性を除く) 232,964 190.9  14.8 214,710 174.9
老 衰   179,529 147.1  11.4 152,027 123.8
脳血管疾患 107,481 88.1  6.9 104,595 85.2
肺 炎  74,013 60.7  4.7 73,194 59.6
誤嚥性肺炎  56,069 45.9  3.6 49,488 40.3
不慮の事故 43,420 35.6  2.8 38,355 31.2
腎不全  30,739 25.2  2.0 28,688 23.4
アルツハイマー病 24,850 20.4  1.6 22,960 18.7
血管性及び詳細不明の認知症  24,360 20.0   1.6  22,343 18.2
  

            注:1) 男の第9位は間質性肺炎、第10位は自殺となっている。
              2) 結核は死亡数が1,664人、死亡率が1.4となっている。
              3) 熱中症は死亡数が1,477人、死亡率が1.2となっている。
              4) 新型コロナウィルス感染症は死亡数が47,638人、死亡率は39.0となっている。             

(240415更新)