寄付の相談 調査室 〜 助成団体


キリン福祉財団


当財団は、国際障害者年の1981年7月に、
キリンビール株式会社創立75周年(1982年2月)を記念し、
民間として初めて福祉目的専門の財団として設立されました。

福祉行政の手の届きにくい、いわゆる福祉の谷間への援助として、
「家族介護者」「障害当事者」を支援し、また「ボランティア」として地域を社会をささえる人々の活動を支援し、
わが国の地域における社会福祉の発展に寄与しています。

○ 家族介護者交流事業

      寝たきりの重い症状の高齢者を長期にわたり自宅で介護する家族を、一泊旅行会や日帰り食事会に招待し、
      日頃の心身の疲れをいやしてもらう事業です。

      介護保険制度導入後も、精神的・肉体的負担を余儀なくされ、情報不足の中で孤立しがちな家族介護者は、この
      一泊旅行会で互いに胸襟を開き励まし合って交流します。

      この事業は、財団設立以来実施してきた基幹事業です。約700人の規模で実施しています。
      現在までに約2万人以上が参加しました。
      参加者の中から「家族介護者の会」ができて交流を続けている例もあります。   

○ 障害当事者への支援事業

     自立支援事業

      「全国自立生活センター協議会」とそれに加盟する各地域の自立生活センターの活動を支援しています。
      これまでに1,000人以上の重度の障害者が施設等から出て、地域の中での自立した生活を実現しています。

     就労支援

      「日本盲人職能開発センター」が日本商工会議所が実施する「日商PC検定(文書作成)3級検定試験」に際し、
      同会議所の委託を受けて行う視覚障害者への受験機会の提供や、民間によるジョブコーチ人材養成のための
      「ジョブコーチ基礎講座・実践セミナー」の開催を支援しています。

     ☆ 近年は、身体障害者だけでなく、知的障害者・精神障害者・難病に起因する障害者の自立や福祉向上への
        支援にも取り組んでいます。

○ 青少年の健全育成事業

      少子化が進む社会の中で、子どもたちの社会性を育み、集団での学びの場を創出するための計画である
       ☆ 小学生による「キリンカップ少年サッカー大会」、
       ☆ 小・中学生による「キリン賞吹奏楽コンテスト」、
       ☆ 大人と子どもが一緒に創作する「キリンファミリーオペレッタ」
      の開催を支援しています。

      また、子どもの自己表現力の育成をめざし、朗読劇をとりいれた表現活動を全国の児童館で普及・定着させること
      を目的に、その指導にあたる児童厚生員を対象にした「キリン子ども表現活動研究会」の開催を支援しています。

○ 公募による地域福祉活動支援事業

      地域の中で意義のある活動をしているにもかかわらず、助成を受ける機会が少ない団体の活動を
      「地域に根付く小さな福祉活動」としてとらえ、毎年テーマを決めて公募による助成を行っています。
      この事業は、創立15周年の1995年度から実施している事業です。

      申請に当たり、法人格の有無や団体としての活動年数を問わないことを特徴としています。
      原則として単年度の助成です。
          

○ 助成実績

      平成17(2005)年度の事業費および助成金の額は、合計して 8,201万円でした。
      また、昭和56(1981)年度からの事業費および助成金の累計額は、 29億2,210万円です。


財団法人 キリン福祉財団
〒104−8288
東京都中央区新川2−10−1 キリン本社ビル
電話  03−5540−3522
ファクシミリ  03−5540−3525

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              (070522追加)