日本赤十字社取扱分 同社資料による


スマトラ島沖地震・津波被害 (2004年)


発生日〜2004年12月26日

災害の規模〜マグニチュード9.0

被災状況〜インド洋沿岸地域において、死者・行方不明者22万人、被災者200万人を超える未曽有の被害をもたらした。

日本赤十字社の救援活動〜発生直後から、医師や看護師などの救援要員をインドネシアとスリランカの被災地に派遣して、
                  被災者の診療のほか、救援物資の配布や仮設住宅の設置などの救援活動を行った。

救援金の募集
   受付期間〜2004年12月〜2005年3月、3か月
   協力機関〜日本放送協会と協力して募集
           郵便局での掲示を依頼
   備 考〜個人住民税控除の適用あり

救援金受付件数〜16万6,000件(上記募集期間後の受付分を含む。)

寄付金額〜98億7,000万円(同 上)


参 考〜政府援助:5億ドル(約522億円)超
      (2005年1月5日付読売新聞夕刊)


  スマトラ復興支援  地域でできる保健普及活動                                   日本赤十字社ホームページから

     インドネシア赤十字社は、ボランティアの人材育成を通じて、地域に根ざした衛生教育や救急法を普及しています。
     日本赤十字社は、スマトラ島の北西部海岸に面したナガンラヤ県の10村で展開されているこの事業(CBFA事業)を
     4年間にわたって支援しています。(091109追加)

(091109追加)


日本赤十字社の災害復興支援活動報告

これまでにインドネシア、スリランカなどで2,214戸の住宅や32所の病院・診療所の再建を行いました。、
また、現地の社会や文化・風習にも配慮しながら、職業訓練を通じた生計向上、50村での保健衛生知識の普及、水道のない僻地で安全な水の供給が行われたほか、日本赤十字社のノウハウを活用して、被災地の看護学校4校での災害看護教育の導入や海岸でのパトロールや救助活動にあたるライフセーバー約350人の育成が行われました。
さらに被災地の将来を見据えて、沿岸部で地域住民の手によるマングローブ115万本の植林や若い防災ボランティアの訓練、被災児童への文具セット30万6,000組の提供と日本の青少年赤十字メンバーとの15,130通に及ぶカードを通じた交流にいたるまで、物資(ハード)の提供だけでなく、知識や技術(ソフト)が地域住民やコミュニティに根付くよう、人と人のつながりを大切にした取り組みを幅広く行ってきました。 
日本赤十字社は、今後も地元赤十字社や赤十字ボランティアを通して、被災地の人々を見守っていきます。
                 

             救援金の使途 (平成24年3月のまとめ)

支援分野等
1 緊急救援 17億7,148万円
住宅再建等 33億4,854万円
災害対策 3億6,672万円
保健医療 14億9,320万円
被災児童支援 4億7,028万円
被災国赤十字救援・復興体制整備 7,094万円
復興事業調査・要員派遣等   13億0,948万円
インドネシア・スリランカ以外の被害国への支援 9億2,546万円
アジア・太平洋地域広域救援体制 5億8,662万円
10 事業運営に要する事務的経費 2億5,074万円
合  計 105億9,346万円

以上は、日本赤十字社「日本赤十字社海外救援・復興支援活動報告」(2010年3月、2011年)
および同社「きもちのしるし」(2011年4月〜2012年3月)による。

(120716更新)