日本赤十字社取扱分 同社資料による。
アフガニスタン人道危機
人道危機の状況 | ||
2021年8月の政変から2年、アフガニスタンを取り巻く人道危機は現在も悪化の一途をたどっている。3年連続の深刻な干ばつ、気候変動による大災害、経済崩壊、数十年来の紛争など複合的な人道危機は同国の人びとの状況を悪化させており、アフガニスタンの人口3分の2にあたる2880万人が緊急の人道支援を必要としている。 | ||
国際赤十字の対応 | ||
国際赤十字・赤新月社連盟は8月15日にアピールの改訂を行い、資金要請額を1億2000万スイスフラン(約198億円)へ増額、支援期間の延長と同時に対象者をより脆弱な立場にある人びとに絞った支援計画を作成した。 | ||
日本赤十字社の対応 | ||
資金援助 日本赤十字社は、連盟のアピールの改訂を受け、2600万円の追加資金援助を行うことを決定した。今回の支援により、同人道危機アピールへの資金援助合計額は、6300万円にのぼる。 |
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救援金の募集 受付期間 2021(令和3)年 9月22日(水)〜2025(令和7)年3月31日(月) (期間延長) 受付状況 8573万5931円 2024年4月30日現在 |
(240603更新)
2021年ハイチ地震
災害の発生 | ||
2021年8月14日(土)午前8時半頃(現地時間。日本時間14日午後9時半頃)、中米カリブ海の島国ハイチ共和国でマグニチュード7.2の大地震が発生した。 この地震により病院を含む多くの建物が倒壊し、これまでに多くの死者・負傷者が報告されている。 死者2200人以上、負傷者1万2000人以上、行方不明者300人以上、全半壊した家屋13万7500軒以上、被災者85万人のうち人道支援が必要な人65万人以上にのぼると報告されている(国連)。 もともと社会的、経済的に不安定な状況にあったハイチを襲った今回の地震の影響で、現在も多くの人びとが苦しい生活を余儀なくされている。 |
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赤十字の対応 | ハイチ赤十字社は、発災直後から被災者の捜索、救助、負傷者の救急搬送や応急手当などの活動を行っている。 国際赤十字・赤新月社連盟(以下「連盟」)は、ハイチ赤十字社と合同で、被災状況や支援ニーズを確認している。 連盟は、被災者の救援活動を支援するため、1000万スイスフラン(約12億円)の緊急救援アピールを発出した。 8月19日、国際赤十字の救援物資37トンを載せた最初の輸送機が首都ポルトープランスの空港に到着した。衛生用品キット、家屋修繕用の材料キットなど。 |
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日本赤十字社の対応 | ||
緊急資金援助 連盟の緊急救援アピールに応え、2000万円の資金援助を行った。 また、早期復興に向けて増額改訂された連盟のアピールに対応し、2289万円の追加資金援助を行った。 |
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医療人材の派遣 10月初旬からはハイチ赤十字社の要請で、被害の大きかった南県のリカイに設置された国際赤十字のテント型の野外病院(病院ERU)に日赤の薬剤師や看護師を継続して派遣し、被災した人びとへの医療サービスの提供を支えている。 |
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救援金の受付 | ||
受付期間 2021年8月18日(水)〜11月30日(火) 終了 受付金額 3824万3349円 1904件 2021年11月30日時点 |
(221025更新)