人口動態統計
令和5年(2023)人口動態(概数)
厚生労働省:令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)
出生数は減少 | 出生数は72万7277人で前年の77万 759人より4万3482人減少し、出生率(人口千対)は6.0で前年の6.3より低下している。また、合計特殊出生率は1.20で前年の1.26より低下している。 出生数の年次推移をみると、昭和24年の269万6638人をピークに、昭和50年以降は減少と増加を繰り返しながら減少傾向が続いており、平成27年は5年ぶりに増加したが、平成28年から再び減少している。 母の年齢別(5歳階級別)では、45歳以上で増加し、他の各階級では減少している。 |
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死亡数は増加 | 死亡数は157万5936人で前年の156万9050人より6886人増加し、死亡率(人口千対)は13.0で前年の12.9より上昇している。 死因別にみると、死因順位の第1位は悪性新生物〈腫瘍〉(全死亡者に占める割合は24.3%)、第2位は心疾患(高血圧性を除く。同14.7)、第3位は老衰(同12.1%))となっっている。 |
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自然増減数は減少 | 出生数と死亡数の差である自然増減数は△84万8659人で、前年の△79万8291人より5万 368人減少し、自然増減率(人口千対)は△7.0で前年の△6.5より低下し、数・率ともに17年連続で減少かつ低下した。自然増減数は、全ての都道府県で減少している。 | |
婚姻件数は減少 | 婚姻件数は47万4717組で前年の50万4930組より3万 213組減少し、婚姻率(人口千対)は3.9で、前年の4.1よ低下している。 | |
離婚件数は増加 | 離婚件数は18万3808組で前年の17万9099組より4709組増加し、離婚率(人口千対)は1.52で前年の1.47より増加している。 |
人口動態総覧 前年比較
項目 | 実 数 | 率 人口千対 | |||
令和5年 (2023) 概数 |
令和4年 (2022) 確定数 |
対前年増減 | 令和5年 (2023) 概数 |
令和4年 (2022) 確定数 |
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出 生 | 727,277 | 770,759 | −43,482 | 6.0 | 6.3 |
死 亡 | 1,575,936 | 1,569,050 | 6,886 | 13.0 | 12.9 |
自然増減 | −848,659 | −798,291 | −50,368 | −7.0 | −6.5 |
死産 | 15,532 | 15,179 | 353 | 20.9* | 19.3* |
婚姻 | 474,717 | 504,930 | −30,213 | 3.9 | 4.1 |
離婚 | 183,808 | 179,099 | 4,709 | 1.52 | 1.47 |
注1: | 死産の率*は、出産千対である。 |
2: | 人口動態諸率算出に用いた人口は、令和4年は同年10月1日現在の推計日本人人口、122,030,523人、令和5年は同年10月1日現在の推計日本人人口、121,193,394人(いずれも総務省統計局)。 |
合計特殊出生率は、1.20
○ 令和5年の合計特殊出生率は1.20で、前年の1.26より低下した。 年次推移をみると、平成18年から上昇傾向が続いていたが、平成26年に低下し、平成27年の再上昇の後、 平成28年から再び低下している。 |
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上掲の率は、「期間合計特殊出生率」で、その年における各年齢(15〜49歳)の女性の出生率を合計したもので、女性人口の年齢構成の違いを除いた「その年の合計特殊出生率」であり、年次比較や国際比較、地域比較に用いられている。 | ||
○ 令和5年の「コーホート合計特殊出生率」(35〜39歳)は、1.42であった。 | ||
この数値は、ある世代の出生状況に着目し、同一世代生まれ(コーホート)の女性の出生率を過去から積み上げたものである。「その世代の合計特殊出生率」である。 1984年〜1988年生まれの女性(令和5年における35〜39歳の世代)についての39歳までのコーホート合計特殊出生率は1.42であり、令和5年の期間合計特殊出生率(1.20)を上回っている。 |
(240627更新)