人口動態統計
令和6年(2024)人口動態(概数)
厚生労働省:令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)
出生数は減少 | 出生数は68万6061人で前年の72万7288人より4万1227人減少し、明治32年の人口動態調査開始以来最少となった。出生率(人口千対)は5.7で前年の6.0より低下している。 出生数を、母の年齢(5歳階級)別にみると、全ての階級で減少している。また、合計特殊出生率は1.15で前年の1.20より低下し、過去最低となった。 |
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死亡数は増加 | 死亡数は160万5298人で前年の157万6016人より2万9282人増加し、調査開始以来最多となった。死亡率(人口千対)は13.3で前年の13.0より上昇している。 死因別にみると、前年と同様、死因順位の第1位は悪性新生物〈腫瘍〉(全死亡者に占める割合は23.9%)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)(同14.1%)、第3位は老衰(同12.9%)となっている。 |
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自然増減数は減少 | 出生数と死亡数の差である自然増減数は△91万9237人で、前年の△84万8728人より7万 509人減少し、過去最大の減少となった。自然増減率(人口千対)は△7.6で前年の△7.0より低下し、数・率ともに18年連続で減少かつ低下している。 自然増減数は、全ての都道府県で減少している。 |
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婚姻件数は増加 | 婚姻件数は48万5063組で前年の47万4711組より1万 322組増加し、婚姻率(人口千対)は4.0で、前年の3.9より上昇している。 | |
離婚件数は増加 | 離婚件数は18万5895組で前年の18万3814組より2081組増加し、離婚率(人口千対)は1.55で前年の1.52より上昇している。 |
人口動態総覧 前年比較
項目 | 令和6年 (2024) 概数 |
令和5年 (2023) 確定数 |
対前年増減 | 率 人口千対 | |
令和6年 (2024) 概数 |
令和5年 (2023) 確定数 |
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出 生 | 686,061 | 727,288 | −41,227 | 5.7 | 6.0 |
死 亡 | 1,605,298 | 1,576,016 | 29,282 | 13.3 | 13.0 |
自然増減 | −919,237 | −848,728 | −70,509 | −7.6 | −7.0 |
死産 | 15,322 | 15,534 | −212 | 21.8* | 20.9* |
婚姻 | 485,063 | 474,741 | 10,322 | 4.0 | 3.9 |
離婚 | 185,895 | 183,814 | 2,081 | 1.55 | 1.52 |
注1: | 死産の率*は、出産千対である。 |
2: | 人口動態諸率算出に用いた人口は、令和5年10月1日現在の推計日本人人口、121,193,394人、令和6年は同年10月1日現在の推計日本人人口、120,295,592人(いずれも総務省統計局)。 |
合計特殊出生率は、1.15
○ 令和6年の合計特殊出生率は1.15で、前年の1.20より低下した。 年次推移をみると、平成18年から上昇傾向が続いていたが、平成26年に低下し、平成27年の再上昇の後、 平成28年から再び低下している。 |
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上掲の率は、「期間合計特殊出生率」で、その年における各年齢(15〜49歳)の女性の出生率を合計したもので、女性人口の年齢構成の違いを除いた「その年の合計特殊出生率」であり、年次比較や国際比較、地域比較に用いられている。 | ||
○ 令和6年の「コーホート合計特殊出生率」(35〜39歳)は、1.42であった。 | ||
この数値は、ある世代の出生状況に着目し、同一世代生まれ(コーホート)の女性の出生率を過去から積み上げたものである。「その世代の合計特殊出生率」である。 1985年〜1989年生まれの女性(令和6年時点で35〜39歳の世代)の令和6年における39歳までのコーホート合計特殊出生率は1.38であり、令和6年の期間合計特殊出生率(1.15)を上回っている。 |
(250715更新)