感想のおたより 保健医療・社会福祉・社会保険
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最新の寄稿 2014.3.14掲載 |
ドイツの自発的奉仕活動 | 日本での採用は考えられるか。 | ドイツと類似の制度を日本で採用することはできないのか、と考えてみました。日本には大戦後は徴兵制度がありませんが、類似の制度を設けるとすれば、@社会教育の観点が大きな意味がありましょう。また、A福祉人材の確保、この場合雇用対策との関係はどうか、さらに、B過失犯への刑罰(禁固、罰金)の代わりにしてはどうか、というようなことが頭に浮かびました。 (2014.3.4) |
入山 文郎 氏 (東京都中央区) |
平和の配当 | ドイツの兵役代替役務については大まかなことは知っていましたが、このたび紹介文を読み、よく分かりました。この制度が廃止されたことは、今回の紹介で初めて知りました。読んで最初に受けた印象は、徴兵制の停止に至る経過が「平和の配当」だということです。ヨーロッパはソ連が崩壊したことで軍縮という平和の配当を受けることができましたが、これを我が国に引きくらべると、周辺国の情勢からみて同様な配当がいつくるか、という思いがします。 (2014.3.3) |
堀 勝洋 氏 (東京都杉並区) |
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若者が自発的に社会性を養う仕組み | ドイツが「良心的兵役拒否」の制度を廃止したあとも、若者が福祉の分野での奉仕活動に従事することを通じ、自発的に社会性を養う仕組みを維持しているのは立派だと思います。 (2014.3.1) |
斎藤 治美 氏 (相模原市) |
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幕末維新期に種痘の普及に献身した医師たち | 時代の先駆者の苦労をしのび、先人の努力の蓄積に感謝する。 | WHOは天然痘の撲滅宣言をしましたが、これはこれまでの実に多くの人々の努力の蓄積の賜であることをあらためて痛感します。およそ医学・科学の進歩は、多くの先人たちの努力の蓄積によるものですが、時代の先駆者の苦労は大変なものであったことでしょう。 他方、このような真摯な努力に基づく知識により運営されている社会システムを故意に妨害することはむしろ簡単です。その極致であるテロには憎悪を感じます。生物兵器などは論外です。 (2013.5.7) |
長尾 大 氏 (横浜市) |
介護保険に関わる二つの寄稿にたいして | 二つの寄稿に肯かされる。今後、負担を先送りしない身の丈に合った社会保障制度にして行くべきと思う。 | 事業者の役割を肯定的に評価する宇野さんの寄稿、現場で制度が及ばぬ問題の重要性を体験談として訴える三井さんの寄稿、両方とも肯かされるものでした。制度面では、今後の高齢者の増加を考えると、介護保険だけでなしに高齢者にたいする給付の負担が次世代への先送りになっていることを再認識し、その負担先送りを軽くする必要性を訴えるべきかと思います。すなわち、自助、共助を活性化し、公助への圧力を軽減し、身の丈に合った制度に変えていく必要があると思っています。先日、イタリアの学者内閣の閣僚が日本にきて言い残した言葉「Live with your means」が耳に響きます。 (2012.10.22) |
野々下 勝行 氏 (東京都世田谷区) |
介護保険下での高齢者の介護 | 高齢者の介護をめぐる諸問題がくっきりと浮彫りにされている。 | 介護が必要になった人が介護保険の給付を受けはじめるところから、次第に要介護状態がすすんで、ついには最期を迎えるまでの経過がよくわかりました。その過程で、本人、家族、医療機関、介護保険施設の間でどのような問題が生じ、どう対処するかの課題が、市民ボランティアの立場からくっきりと浮彫りにされています。私のまわりの高齢者が、いつこうした問題に直面するかわからないと思うといろいろ考えさせられます。執筆者が12年もの長い間ボランティア活動をつづけられたことに、深い敬意をささげます。 (2012.10.23) |
斎藤 治美 氏 (相模原市) |
介護保険サービスを市場として捉える | 介護保険が優れた制度であることを再認識できたが、今後に懸念もある。 | 分かりやすい解説で、介護保険が優れた制度であることを再認識できましたが、介護事業関係者の一人としては、今後、財政対策を優先した介護需要抑制策と介護職員の慢性的不足によって制度が劣化することを懸念しています。 (2012.10.16) |
下野 省三 氏 (茨城県龍ヶ崎市、老人ホーム経営団体役員) |
読みやすく分かりやすい内容 | 経済学の素養のない者にも、とても読みやすく、かつ分かりやすい文章で参考になりました。 (2012.10.5) |
小池 将文 氏 (川崎医療福祉大学医療福祉学科教授) |
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研究の手法に興味 | 介護保険が提供するサービスの特性を経済学の手法で明らかにしたということに、たいへん興味をひかれました。 (2012.10.2) |
斎藤 治美 氏 (相模原市) |
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マルチメディアDAISY教科書の普及 | 関係者の努力に頭がさがります。 | デイジー教科書の製作と配布が関係者の限りない努力によって、ここまでなされているのかと感心しました。視覚に併せて音声を使用する方法は、今後ますます発展してゆくのでしょう。それにつけても、このような努力を続けられる関係者のご熱意には頭がさがります。ご健闘を祈ります。 (2012.9.23) |
藤村 和男 氏 ((公財)教科書研究センター・参与) |
デイジー教科書の進展を確認できました。 | DAISY教科書作成団体とは、ここ数年かかわってまいりましたが、この寄稿を読み、ようやくここまで進展してきたのかとあらためて確認できました。 (2012.9.10) |
渡辺 能理夫 氏 (教科書協会 拡大教科書の普及充実のための調査研究小委員会・前委員長) |
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デイジー教科書の活動に協力しています。 | リハビリ協会の野村さんの活動はよく承知しています。日本点字図書館でも人工合成音声を使用しての教科書製作を開発し試行しています。この成果をリハビリ協会に発達障害を持つ生徒が使えるよう提供しています。 (2012.9.8) |
小野 俊己 氏 (日本点字図書館・ 館長) |
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障害者教育の困難の解決に向けての成果をよろこぶ。 | 情報技術の発達と法の整備とによって、障害者と教育関係者の皆さんの困難がひとつひとつ解決されていくことを、遠くからですが、およろこびします。 (2012.9.7) |
斎藤 治美 氏 (相模原市) |
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ドイツの兵役代替役務 | 歴史の経験、戦争の惨禍を経て形成された理念・理想を意識して議論し行動すべきと思う。 | 共に第二次世界大戦を経験した日独両国ですが、「兵役の義務」の有無は、戦後選択の大きな違いですね。 わが国では、徴兵制も「兵役代替役務」もなく、しかも、干戈を交えることなく60年以上の平和を享受できた歴史自体、実に稀有のこと。私たちは、歴史や戦争の経験・惨禍を経て現行憲法に盛り込まれた理念・理想は常に意識して、議論・行動すべきでしょう。国民の義務など忘れがちな昨今の風潮も問題ですし、特に各界の指導層には、思慮深い発言や行動を期待するものです。 (2010.3.27) |
伊藤 卓雄 氏 (所沢市) |
ドイツにおける「社会連帯」の一つの象徴 | 掲載の制度は、兵役に就くのに良心の呵責を感じる若者が、一人の市民として「公」のためにどのような貢献ができるのかということを、ナチス時代を経験したドイツが長年かけて社会に根付かせてきた仕組みであり、ドイツにおける「社会連帯」の一つの象徴ではないかというのが私なりの感想です。 「希望格差社会」という言葉に表されるように、将来に希望の持てない閉塞感が社会に拡がってきていることを感じるわが国ですが、ドイツのこの仕組みが、世代を問わず私たち日本人一人ひとりが「人と人とのつながり」、人と社会のつながり」ということを考え、実践していく上での一つの素材になれば良いと感じました。 (2010.3.26) |
原 弘海 氏 (東京都杉並区、 もとドイツ在住) |
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青年期に社会貢献を経験させることの意義 | ドイツの代替役務の仕組みは、兵役の義務という根拠があり、また宗教の背景がありますので、その点で日本と根本的に違いがあり、対比しての評価は困難です。とはいえ、この青年期に社会貢献を経験させる仕組みは、ドイツ社会の福祉文化を支える重要な基盤になっているように思います。 日本でもこれから、こういった青年期における社会参加のあり方が議論されるようになるのだと思います。 (2010.3.20) |
田中 耕太郎 氏 (山口市、 もとドイツ在住) |
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国防と一体の制度 | 私はドイツに在住の当時、知人のドイツ人宅でZDの若者に会ったことがあり、ツィヴィを身近に感じました。この制度は、福祉の問題を国防の問題と同じレベルで受けとめるという意味で意義深いものと感じます。 なお、いまドイツの国防、徴兵制については環境変化の下で見直しの機運があります。代替役務は、当然それと浮沈を共にしています。ちなみに、類似の制度は、オーストリア、フィンランド、イタリア、スウェーデン、ロシアなどにもある旨ドイツの文献には書かれています。 (2010.3.17) |
古瀬 徹 氏 (鹿児島市、 もとドイツ在住) |
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ドイツとの国情の違い | ドイツには徴兵制がしかれ、兵役代替役務の制度が設けられていることをはっきりと認識しました。代替役務を選ぶ若者についての評価がしだいに高くなってきているというのは、それだけドイツの社会が成熟してきたことを示しているように感じました。 ひるがえって日本では、徴兵制の復活は百パーセントないと思われます。そこがドイツと国情が違うところではないでしょうか。 (2010.3.15) |
斎藤 治美 氏 (相模原市) |
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自己中心で責任没却の社会は危うい | ドイツの話を興味深く読みました。それにひきかえ今の日本では、平和な境遇に安住し、自分さえ良ければという利益追求の行動が目立ち過ぎます。このままで行くと一世代のちの日本はいったいどうなるのだろうかと憂えています。 (2010.3.14) |
長尾 大 氏 (横浜市) |
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アメリカ、医療無保険者の増加 (現表題〜医療保険改革法の成立) |
新版でデータを更新する予定 | 当機構が刊行する資料の引用を歓迎します。ただいま2008年版を作製中です。2008年版では、米国の医療無保険者に関するデータも更新される予定です。 (2009.2.27) |
本田 達郎 氏 (医療経済研究機構) |
改革は大きな課題 | アメリカの医療問題には大変興味があります。新大統領も健康保険の改革に着手できるかどうか、手腕を問われていると思います。 (2009.2.23) |
塚本 宏 氏 (千葉県浦安市) |
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日本の健康保険の良さが分かる | 解説は、データに基づき正確で、水が流れるような論理で要を得ています。これと比較して、日本の健康保険の良さが分かります。 (2009.2.23) |
野々下 勝行 氏 (東京都世田谷区) |
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聴覚障害者と情報保障 | 手話は理解を助ける有用な方法 | 私が関係している福祉系の学校でも手話を教えています。手話は一つの言語ですので、成人が手話をマスターするには苦労があり、その点で中途失聴者の方は大変かと思います。それでも手話の教育は、聴覚障害者を理解する人が増えるうえで有用です。 それと、人間誰しも、歳を取ると聴覚が衰えるわけですので、他人事ではありません。補聴器の助けを借りるほかにも、字幕表示、要約筆記、メモ帳、コンピューター翻訳などなど。私たちもこれから気をつけていかないといけませんね。 (2009.2.17) |
長尾 大 氏 (横浜市) |
簡潔で判りやすい解説 | 筆者は、人生の中途で難聴になられ、さぞ苦しみがお有りだったと思いますが、それには触れることなく、私たち健聴者にたいし手話のことを簡潔な文章でたいへん判りやすく解説しておられます。今後とも手話普及の活動を続けられるよう期待しています。 (2009.2.18) |
伊藤 亮三 氏 (愛知県豊田市) |
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比較と評論 | 興味深い話 | 掲載の3篇は、いずれも興味深く読みました。アメリカの医療無保険者の話は、わかりやすく大変参考になりました。これからも楽しみにしています。 (2009.2.23) |
入山文郎 氏 (東京都中央区) |