2002年2月1日
アーティスト名 | 曲 名 |
トニー・バンクス | ヒーロー・フォー・アン・アワー |
癒し系 |
この時代がそうさせているのか。”ポジティヴ化”が流行っている。 「流行」に敏感に反応する人々の反応はさまざまだ。「体(てい)のいい開き直り」程度にしかなってない人、普段はポジティブで、困難に直面するとネガティブな芯の部分が出てくる人、逆に、ポジティブを装いつつ普段の会話の端々から本来のネガティブさが漏れ出している人。そして、ただのやけくそ。そりゃそうだ。昨日までネガティブそのものだった人種がいきなりポジティブに「なる」はずがない。そんなものはわかる人が見ればすぐにわかってしまうのに。 似たような傾向に、女性タレントの”「天然」化”もある。 ごく一部の、育ちのいい(裕福と言う意味ではない)人ののんびりした性格を目ざとく取り入れる人たちが増えてきた。これは見ているとけっこう面白い。 何が面白いのかと言うと、その人の「役者としてのセンス」を窺い知ることができるからだ。はっきり言って、作るのが下手なやつは、かわいそうなくらいにその人の元のキャラクターが漏れ出ている。元々おっとりした性格の人、作るのが上手な人はそれなりに評価されているのだ。最近、見ている側も天然系ばかりで疲れてきたのか、いろんなキャラクターが群雄割拠している。タレントというのは汚い商売だとつくづく思う。いや、これはこれで誉めてるんですよ。 僕はそんな彼らの頑張る姿を見るたび、この曲を聴き、自分を癒す。 |