2002年1月6日


今日の曲
アーティスト名 曲 名
トニー・バンクス フロム・ザ・アンダートウ
胎児
 ちょっとした個人的イベントがありまして。いや、サンプラーを買ったんですが。久しぶりの大きい額(5万以上=大きい額)の買い物だったので柄にもなく興奮してしまいました。早速音を確認、って言うことで、一番わかりやすいのがGM配列のサンプルだったのでそれをロード、すぐに出せるMIDIファイルがこの曲だったんです。

 この辺の曲は高校時代の嫌な思い出があるので聴くたびにほろ苦い思いに駆られる。

 僕が小学生の頃に好きだった子とたまたま高校の帰りに会いまして。僕はとてもどきどきしましてね。でも、中学校はいっしょだったけど、その3年間はクラスが違っていたこともあり、あまり話もせずにいたし、高校生くらいになると、たまに登下校中にすれ違っても無視する人も出てくるんですよね。いや、その子はそうじゃなかったんですけど。むしろ僕の方が無視しようとしていて、黙って通り過ぎようとしたところを「そういうことするんだ」と咎められたくらいでして。

 僕はその行動をいまだに悔やんでいます。僕が黙って通り過ぎようとしたのは、駅には自分の学校のやつらが、顔を知っている人間も含めて大勢いまして。また、僕の高校は男子校で、下校途中に、他校の女子と話なんかしてると、相手の子が変に疑われてかわいそうだと思って話し掛けないでいようと思ったんです。また、その子には僕が一方的に好意を寄せていただけで向こうはなんとも思ってなかっただろうし。小学生の頃は、気をひきたい一心でその子をよくからかっていたものですが、高校生になってしまった自分はその子に対してどう接していいかわからなくて、しかもその子に彼氏がいたら余計悪いだろうな、なんて余計なことを考えてしまって、結局声をかける勇気が出ずに黙って通り過ぎようとしたんです。

 そんな時に向こうから声をかけられてしまった僕の狼狽ぶりは、容易に想像できることでしょう。
あれ以降、自分のアクションが大きくなりました。ごまかす意味もあるんですが。
あれ以降、あまり考えすぎないようにする努力をしています。まあ、でも、なかなか難しいもので、こういう性格ですから。
まあ、そんな以前の記憶を振り切るつもりで、大きいアクションをとっています。なんかよく分からんな。

 自分はまだあの時の自分を許していない。今なら好きだと人目もはばからずに言えるが、あの時の自分は、あの時にしかいない。
その時聴いていたのがこの曲で、嫌でもあの時へと自分を戻してしまう。コンプレックスが生んだトラウマというか。ダメだな、自分。

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