2000年12月20日
アーティスト名 | 曲 名 |
美空 ひばり | リンゴ追分 |
藤山 一郎 | 青い山脈 |
デイヴ・ブルーベック | テイク・ファイヴ |
青い山脈のリンゴ追分 |
NHKの歌番組で、過去の紅白歌合戦の中からの名場面集といったような企画で放送されていた中の一曲。「リンゴ追分」、「青い山脈」だったんですが、とてもいい曲で、いい歌でした。 この曲を聴くといつも思い出すのが、僕の数少ない友人、A氏との会話で、「テイク・ファイヴ」のイントロを聞くなり、彼はいつも「りんごぉ〜〜のぉ〜〜♪」と歌い出してその度に「似てるなぁ」と言って笑うのだが、今日改めて納得した。彼は元気だろうか。久しぶりに会いたくなった。 高校時代に、東京都の催しで洋上セミナーと言って、船で中国まで行って地元の高校生と交流しつつ、いろんなことをお勉強する、といったことが夏休みのおよそ二週間を使って行われているのだが、そこで同じ班で、同じ部屋でもあったN君というナイスガイが歌が上手で、いつも「アンコ椿は恋の花(って言うんだっけ?)」を歌って聴かせてくれていたのだが、その声が「あの声」を非常に思い起こさせて妙に郷愁を感じたのを思い出す。 「ほら、あの声、誰だっけ?昭和の代名詞のようなあの歌声の、えーっと・・・」それが藤山一郎さんなワケだが、本当にN君の歌声が良く似ているのだ。聞いたヤツじゃないとわかってもらえないなぁ。きっと。昭和初期〜中期あたりの曲では必ず聞かれるような少し哀愁を帯びた張りのある声がテレビから流れてきた。「おお、生(いや、録画だったんですが)で青い山脈歌ってるよ!なんか知んないけどみんなノってるよぉ!!血が騒ぐよぉぉぉ!!」と、「本物」の歌声と顔を知ったわけで妙な感動があったっけ。しかし、その美空ひばりも藤山一郎ももうこの世にはいない。 なんて思いながら、部屋で「テイク・ファイヴ」を聴いていたら涙が止まらなかった。 |