釣りする人
遠出だゴルァ!遠征先でも逝ッテヨシ。


やはり基本は・・・
 まったりと、です。わざわざ遠くまで来てじたばたしてもしょうがありません。というか、釣りをしに遠出すること自体あまりありません。まったりしに遠くに行って、気が向いたら釣りをするパターンがほとんどです。それゆえ、僕に同行するルアー派人間は少なからずストレスを持つことになります。お日様の光を浴びながら、潮風を受けながら、清流の音を聴きながらのんびりする。その感動に浸ると、釣りの方はどっかに行ってしまうことが多いからです。

 遠くまで来て、ルアー釣り。マスの管理釣り場だったり、外房の港だったり。ふらっと一人旅した時、近くにえさを売ってる釣具屋さんがあればエサ釣り。無ければルアー釣り。どんな旅行でも、常にリュックやカバンに入る程度の竿とリール、ルアーなどの仕掛けは忍ばせてあります。

流行
 えーと。「ながれ」と読まないで下さいね(^^;
最近、やたらと細糸志向になっている気がしてなりません。果たして糸を細くしたからといって魚が釣れるのでしょうか?僕ははっきり否定します。例えどんな細い糸であれ魚には見えていると思うからです。たとえばカワハギ。僕の子供の頃から「餌取りの名人」と言われ、それは糸がより細く、強くなった今でも変わっていません。なぜでしょう?鯉や石鯛釣りではケブラーやワイヤーなどと言う、どう見たってそれはヤバいだろうと言うほど見える糸で釣りをして、実際に釣られています。なぜでしょう?魚達は「糸が見えてはいるが、その先についている餌にも非常に興味がある」んだと思います。魚にとってはその中での駆け引きなんだと。なので、僕はいつも「魚には糸が見えている」という前提で釣りをしています。要は「ツボ」だと思うんです。ルアーのアクション、餌のにおい、おいしさ、など。それらが魚にとってハマった時にパクリ、といってしまうんだと思います。何か罠みたいなものが見えるけど、いかにして上手にその餌「だけ」を取ってやろうかという魚を、どう騙して針に食いつかせるか。

 渋谷のサンスイでの道具選びの際に店員から飛び出した言葉ですが「細い糸で釣ったって、えらくも何ともないですから。」その言い方がとても可笑しかったので思わず吹き出してしまいましたが、しかし、その通りだと思います。どうせ見えている糸ならちょっとくらい太くしたって、なんの変わりもない。それならあえて太目の糸で安心してやり取りをしたい。ルアーを食わせたら、必ず上げられる強さの糸。ルアーを食わせたまま糸を切られると、その魚は遅かれ早かれ死ぬと言われています。ならば、魚にも自分にも安心な太さの糸を。まあ、もちろん最低限軽いルアーを扱うための糸のしなやかさというのは要求されますので、ルアーに限って言うなら、しなやかさと強さの妥協点を見つけること。それが糸選びのスタートだと思います。

 僕は遠くに行く時は軽装だと初めに言いました。バス用とトラウト用のライトなパックロッドに1000番台のリールで挑んでいます。糸は8ポンドラインと、浅溝の替えスプールに4ポンドラインをそれぞれ巻いています。バス、メッキには8ポンドを、トラウトには4ポンドを。あえて糸を見せることでさらに駆け引きを楽しむ。いいでしょ?

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