2008年10月、しもちゃんが死にました。 死の直前まで特に弱った様子もなかったので まだまだずっと居てくれて、 ひょっとするともらわれることもある子だと思っていたのに・・・ 争いを好まず、人にも猫にも優しい子だった。 いつもこちらを見上げて語りかけてきてくれた。 あのしもちゃんの真っ直ぐな瞳、 ずっとずっと忘れないよ。

以下の文章はしもちゃんが里親募集中だった頃の紹介文ですが、記念のためにとっておきます。

しも　（ 雑種　オス　1994年生まれ　1994年〜在籍 ）

人間と同じように、猫にも表情豊かな子とそうでもない子がいます。しもちゃんはどちらかというと表情の変化に乏しいかな。でも、好奇心は旺盛で、探索好きです。人も大好きですぐに寄ってきてじっとこちらを見上げ、ひざに手をかけ、ニューーッと顔を近づけてきて、人のほっぺや髪の毛をペロペロなめます。無表情なまま、こんなかわいらしいことをしてくれるので、余計おかしいのです。 　ほとんど分かりませんが、よーく見るとしもちゃん、お顔が少しゆがんでいます。触ってみると頭部右側がやや陥没しています。ここに保護される前に交通事故か何かにあったようなんです。そのトラウマがあるのか？猫なのに、あまり高い所へ飛び乗ったり、飛び降りたりしている所を見たことがありません。慎重派です。いつもヒタヒタと静かに行動しています。 　他の猫と一緒になっても、あまり周りを気にしません。わりとマイペースです。いや、ものすごくマイペースです。 　例えば、お掃除中こちらが雑巾で拭いている最中のカゴの中にどっかと乗ってしまってどきません。「しもちゃん、邪魔！どいて！」とカゴを揺らしたり、斜めにしても、全く気にせず無表情のまま乗っかってます。かごをひっくり返して、ようやく落っこちるのですが、そんな時でも「うわっ、危ないじゃないか！」なんて顔しません。無表情のまま落っこち、そして凝りもせずまた乗っかってきたりする。 　漫才コンビで言ったら、しもちゃんは、“ボケ”の方です。どなたかしもちゃんとコンビを組んで、「いい加減にしろっ！」と“ツッコミ”を入れてくださる方はいらっしゃいませんか？