2003年7月9日、ニンジャが死にました。 6月末頃から立てなくなってしまい、寝たきりになっていました。 足腰が痛むのか、動かすだけで悲痛な叫び声をあげました。 いつも寂しげだったニンジャのまなざしに、 さらに苦痛と疲労が加わっていました。 そして、亡骸になった今、苦しみから解放されたニンジャの表情は きりりと引き締まり、精悍なまなざしになっていました。 死んだニンジャを前にして、おかしいけれど、 「ニンジャは生き返ったんだ。」 そんな風に思えました。 以下はニンジャがまだ里親募集中だった頃の紹介文ですが、 記録としてとっておきます。 ニンジャの、太くて力強い大きな手。 その感触を、ずっと忘れないよ。

ニンジャ 　　（ シェパード　オス　1991年10月26日生まれ　1996年〜在籍 ）

“NINJYA”！ 　いかにも、ガイジンサンが喜びそうなこのネーミング！ 　そう、何を隠そう、ニンジャは日本に駐在していたアメリカ人に飼われていたそうです。帰国する際、ニンジャを一緒に連れて帰ることはできなかったのでしょうか、置いてけぼりにされてしまったそうです。 　とっても立派なシェパードです！こんな立派な犬、警察犬でも見たことありません。立ったら身長150cmくらいありそうです。 　こんなに大きなニンジャが、大きなガイジンサンと、大きなお庭で暮らしていた・・・、ウ〜ン、とても絵になります！　でも、今は・・・。 　この協会の檻の中で暮らすようになってから、もう随分の月日が経ってしまいました・・・。ニンジャの大きな目が、いつもなんだか寂しげなのは、そんな昔の、華々しい生活のことを、なつかしんでいるからかもしれません。 　あ、そうそう、ニンジャは、アメリカ人に育てられたので、もちろん英語に堪能です。ニンジャから英語を教わりたい方はいらっしゃいませんか？今なら授業料無料！