マイク

ぼく、人間がこわい・・・

心の傷は癒えないけれど・・・

瞳はこんなに澄んでいます





2004年7月5日、マイクが死んでしまいました。

飼い主から虐待を受けるという、辛い経験をした子だからこそ、
かわいがってやりたかったけど、
人間を怖がるマイクにとっては、
私が近寄ったり撫でたりすること自体がストレスかと思い、
あまり接触しないで過ごしてきました。
最後に、亡骸になってしまったマイクを
ぎゅっと、ぎゅっと、抱きしめました。
死んでからこんなことしたってムダなのにねぇ。
本当は、生きている間に
たくさん撫でたり抱きしめたりしたかったんだよ、マイク。


以下の文章はマイクが里親募集中だった頃の紹介文ですが、記念のためにとっておきます。


マイク ( 雑種 オス 1989年生まれ 1990年〜在籍
 「犬はこわい!」という人間がいます。でも、人間は・・・?
 
 マイクはアルコール中毒の男性に飼われていました。たばこの火を体に押し付けられるなどの虐待を受けていました。その時マイクが味わった恐怖はどんなものだったか・・・。想像するだけでぞっとします。
 この恐怖体験のせいでいまだにマイクは人間をこわがり、初めて見る人には震えてしまいます。でも、人間に対して、一切心を閉ざしてしまったっておかしくないような恐ろしい体験をしたのに、犬って本当に人間が好きな動物なんですね。マイクは何度か会っていれば、もう怯えません。普通にそばをウロウロします。じっと人を見つめます。表情も穏やかで、普通に育っていたのなら、人なつっこい犬だったでしょう。
 慣れた人からでも、やはり触れられるとこわいらしく、ひたすら固まってしまいます。恐怖のあまり、吠えたり噛むことすらできないのです。だから、こちらとしては扱いやすいとも言えますが、その固まっている時のマイクが感じているストレスは大変なものだと思います。だから、そっとしておいてやるのがいいのかもしれません。
 マイクが虐待を受けていたのはもう14年も前のことだけど、マイクはこの14年間、そしてこれからだって、その恐怖を抱え続けて生きなければなりません。マイクの人生をこんな風にしてしまったのは人間です。

 「犬はこわい!」という人間がいます。
 でも、人間はもっとこわいです。



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