ロング

小鹿じゃないよ

かわいい顔してるでしょ

今はもう、夢の中で過ごすことが多いんだ




2003年6月14日、ロングが死にました。
亡骸になってしまったロングの瞳は、遠くを見つめていました。
それはまるで、
「地上では、ぼくの飼い主さんになってくれる人は現れなかったけど、
もしかしたらお空の向こうにいるのかもしれない・・・!」と、
希望に満ちているようにも見えました。
以下はロングがまだ里親募集中だった頃の紹介文ですが、
記録としてとっておきます。

ロングという犬がこの世に生きていたことを、
私は忘れないよ。


ロング ( 雑種 オス 1989年生まれ 1989年〜在籍
 両手両足をつぱったり、折り曲げたりしながら、不器用にヨタヨタと歩くロングの姿は、まるで、生まれたばかりの子鹿のようです。でも、生まれたてどころか、ロングはもう、人間で言ったら80歳以上でしょうか。酸いも甘いも知り尽くした、人生の大先輩です。
 ロングのこの、ちょっと憂いのある、でも優しげな表情を見ていると、こちらの表情まで穏やかになってきます。

 “酸いも甘いも・・・”と書きましたが、ロングはずーっとこの施設で暮らしてきました。自分だけをこよなく愛してくれる飼い主さんを知りません。だから、“甘い”経験はあまりして来なかったと言えるのかもしれません。

 2002年の夏は、高齢のロングには暑すぎました。「危ないかもしれない・・・。」そう思われましたが、なんとかあの夏を乗り切りました。
 今はもう、ほとんど寝たきりです。少しボケてしまってもいるようです。横になったまま排泄し、横になったままごはんを食べています。でも自分の力で排泄し、食べられるということは、ロングが、「まだ生きるよ。」って言っている証。「生きていれば、ぼくのことをイチバンだって言ってくれる飼い主さんが現れるかも・・・。」そう信じて頑張っているのかもしれません。






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